SES 4.5 PROは今までのSES4.5とは全く違う
山岳ステージで勝つための PRO スペックのホイールとして登場
SES4.5 PRO 3つの特徴
細部まで徹底的にホイールを見直し、山岳で勝つための軽量化が行われました。
SES4.5PROとSES4.5は
異なる性質のホイール
ハイスピードのヒルクライムに最適化
軽量化、低抵抗化を目指し再設計されたPROハブ
PROシリーズとは
レースで勝つために生み出された製品。世界中のトップライダーと共同で開発し勝つための機材です。
SES4.5PROはロードラインで「SES AERO PRO ONE-PIECE BAR」に続き2番目の製品で、SES4.5同様ENVE本社のあるアメリカユタ州オグデンでエンジニアによって設計され、熟練の職人によりハンドメイドで制作されています。
ENVEとUAE
トリプルクラウンを達成した24年シーズンが終わる11月、UEAチームは2025年度更なる活躍のために「性能を維持した軽量」なホイールを探しはじめ、ENVEはチームが求める「性能を維持した軽量」を具現化したサンプルホイールを提供。
その結果UEAチームは、改めてENVEをホイールとコンポーネントのサプライヤーとして複数年契約することになりました。
圧倒的な成績
2025年UAEチームは7月現在で、25勝以上をあげており、その中でSES4.5 PROもチームでテスト使用され始めています。
・UAEツアー ステージ2勝&総合優勝
・リエージュバストーニュリエージュ優勝
・クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ ステージ2勝&総合優勝
・ツールドスイス ステージ勝利&総合優勝
and more
SES4.5とSES4.5 PROとの違い
新たなSES4.5PROは今までのSES4.5を置き換えるアップデート版ではありません。
名前は同じですが、それぞれ活躍するコースが異なり、SES4.5PROが登場してもSES4.5が真のオールラウンドホイールであることに変わりありません。
UAEチームでは山岳ステージではSES4.5 PROを使用し、平坦ステージやパヴェのあるようなステージでは従来のSES4.5を使用するとのことです。
|
|
SES4.5 PRO |
SES4.5 |
|
最適なコースプロファイル |
山岳、丘 |
フラット、丘 |
|
路面状況 |
綺麗な路面 |
荒れた路面 |
|
リムハイト(F/R) |
49mm/55mm |
50mm/56mm |
|
リム内幅 |
23.5mm |
25mm |
|
最適タイヤサイズ |
28C |
30C |
|
最大タイヤ空気圧 |
100PSI/7bar |
72.5PSI/5bar |
|
前後セット重量 |
1,295g |
1,450g |
SES4.5 PROのテクノロジー
SES4.5 PROは総合優勝が山岳ステージを勝つためにポガチャルはじめ、UAEチームと共同開発を行ったホイールであり、世界最強のチームライダーの要求は厳しいものですが、そえを叶えるため、今までのSES4.5を徹底的に見直しチームの要求を答えるホイールが生まれました。
・新軽量カーボン素材を剛性を高める新しいラミネート技術
・新型インナードライブハブシステム
・ENVE PROセラミックベアリング
・軽量ロゴデカール
軽量化させるために
SES4.5PROは完成されたSES4.5の性能を維持しつつリム1本あたり50gの軽量化に成功しました。
①リムハイトを低く
SES4.5PROはフロント49mm/リア55mmと通常のSES4.5と比較し1mmハイトが低く設計されています。
エアロ性能をほぼ犠牲にすることなく、軽量化に繋がります。
②リム内幅を狭める
リムの内幅に25mmから23.5mmに変更。リムハイト同様幅を狭めることで軽量化につながります。
③/④ワイドフックレスビードの下側を排除
パンクを防止するENVEの特許技術である、ワイドフックレスビードを残しビード面の下側を排除。
⑤フックレスの性能そのままに
軽量化の形状上フックのようなものができてしまいましたが、タイヤを支える構造はフックレスリムと同様です。フックドリムでは、タイヤをフックで変形させてしまいますが、SES4.5PROはタイヤを変形させるほどはありません。
タイヤを変形させないため、フックレスリムのメリットである乗り心地の良さを実現します。
⑥新素材により薄く
強度が強く、より繊維の細いカーボンを使用することで、より薄いリムを制作することが可能。薄いリムはより乗り心地をしなやかにします。
ハイスピードで登るヒルクライムで勝つために
ENVEは2009年エアロダイナミクスのスペシャリストサイモン・スマート氏と共同開発を行ったSES(スマート・エンヴィ。システム)をはじめ、ENVEでは15年以上エアロを求め、現実世界最速を目指してきました。
風洞実験やCFDテストを行い、さらにエリートライダーとアマチュアライダーの速度域で同様にテストを行い、すべてのライダーが快適に使用できることを目指して作られています。現実世界最速を目指すために、ライダーが自信を持ってライドを行えるよう、スピードに対する安定性も追求。グランツールを争う世界のトップレーサーから、週末にサイクリングを楽しむアマチュアライダーまでが快適に速く走れるように開発されています。
エアロ性能について
32km/hと48km/hでENVE MELEEに各社のホイールを取り付け算出された加重平均抗力とホイールセット重量を比較。
横がホイールセット重量。縦が加重平均抗力のチャートを見てみると、G社のホイールがかなり軽量ですがドラッグが高く、27Cを取り付けたSES4.5が最もドラッグが少なくなっています。
ENVEのホイールで比較すると加重平均抗力ではSES4.5PRO>SES4.5>SES6.7の順でハイトが上がるにつれて下がりますが、重量はSES4.5PRO(1,295g)<SES4.5(1,450g)<SES6.7(1,482g)と重量は増えていきます。
ハブもPRO仕様に見直し
現在通常のSESに使用されているインナードライブハブも様々な課題を解決する素晴らしいハブですが、勝利を目指すPROにはさらなる改善が必要でした。
ストレートスポーク、アンチクロスなど今までのインナードライブハブの特徴はそのままにPRO使用にアップデートされています。
超軽量のシェル
シェルの形状を細くすることで、ハブ全体で60gの軽量化に成功しました。
超軽量40tPROラチェットとスプリングキット
抵抗と重量をさらに低下させるべく、ラチェットの直径を縮小。周囲の材料を削減し、軽量化。
最小限の力で確実な噛み合わせと最小限の抵抗を実現するカスタムラチェットスプリングも新たに開発。より低抵抗なハブへ進化しました。
ENVE PRO セラミックベアリング
・グレード5セラミックボール
・低摩擦ポリアミドベアリングケージ
・硬化ステンレスレース
インナードライブハブの開発と同様。市販されているベアリングの欠点を洗い出し再度設計する必要がありました。
ENVE内部でのテストとプロの評価の結果、独自のベアリングを開発しました。
ベアリングについて
最高のホイールを開発するのと同じように、最高のベアリングを作ることもトレードオフのバランスを取ります。
グラフは、ベアリングの抵抗割合を示したものです。
ベアリングでいちばんの抵抗はシールにより全体の60%の抵抗を持ち、その次にグリスが26%となり、ボールや、レースの変形、ケージの摩擦などは合計してもわずか12%ほどです。
山岳で勝つことを目的に開発されたPRO仕様のホイール
ポガチャル擁するUAEチームはグランツールでの勝利が絶対となっており、ライバルとのタイムさがつきやすい山岳ステージは、最重要です。
SES4.5もオールラウンドに使えるため、超級山岳が連続するような日以外はSES4.5を使用していましたが、やはり上りはエアロ性能だけでなく、重量も大切。
ENVEはチームからの要望に応え、SES4.5PROを開発。
驚くほどの速度で山岳を登る選手達が有利に働くよう、エアロ性能を残しながら、わずか1,295gという重量に仕上げました。
平坦や、荒れた路面などでは従来のSES4.5が有利となり、同じ名前ですが、用途の異なるホイールとなっています。
スペック
| フロント | リア | |
| リム重量 | 369g | 383g |
| ホイール重量 | 587g | 708g |
| リム内幅 | 23.5mm | 23.5mm |
| ホール数 | 24 | 24 |
| リムハイト | 49mm | 55mm |
| チューブレステープ幅 | 29mm | 29mm |
| バルブ長 | 66mm | 72mm |
| ハブ | ENVE INNERDRIVE HUB PRO | ENVE INNERDRIVE HUB PRO |
| ハブ重量 | 87g | 194g |
| スポーク | アルピナウルトラライトエアロR5 | アルピナウルトラライトエアロR5 |
| 推奨タイヤサイズ | 28mm | 28mm |
| 最大タイヤ空気圧 | 100PSI(6.8bar) | 100PSI(6.8bar) |
| ニップル | アルピナ ナイロックアロイ | アルピナ ナイロックアロイ |
