【GRODEO前日】プレミアムグラベルイベント「グロデオ」前夜。ユタ州オグデンの狂気と、ENVEが誇る最高峰のテストグラウンド。

いよいよ、この時がやってきました。

アメリカ・ユタ州オグデン。ここは、私たちが愛してやまないプレミアムコンポーネントブランド「ENVE」の本拠地。 この週末に、この地で開催されるENVEのプレミアイベント「GRODEO(グロデオ)」に参戦します!

走る前から胸の高鳴りと、少しの(いや、かなりの)不安が止まらない現地から、公式ページの情報とギアガイドを紐解きながら、ライドへの期待感をレポートします。

なぜ、ここオグデン(Ogden)なのか?

ENVEがGRODEOを開催する理由

イベント名である「GRODEO」の由来をご存知でしょうか?
「GRODEO」は、Gravel(グラベル)Rodeo(ロデオ)を掛け合わせた造語です。

オグデンの街中で遭遇する、カラフルな馬のオブジェ。
これは、地元のアーティストたちがオグデンの自然や歴史を象徴するペイントを施したもので、かつて鉄道や家畜市場(Stockyards)で栄えたカウボーイの街としての歴史を象徴しています。

面白いことに、街中の馬はすべて伝統のロデオスタジアムがある方向を向いて設置されています。

公式ページには、「オグデンに根付くアメリカ西部の荒々しい気骨をグラベルとミックスしたから、GRODEOなんだ」という記述があります。

グラベル×ロデオ
まさに土曜に走るイベント名の「伏線」が、この街の景色そのものに隠されていました。

さて!

  • 総距離: 92マイル(約148km)
  • 獲得標高: 8,300フィート(約2,530m)
  • コース内訳: グラベル&トレイルが50マイル、舗装路が42マイル。
  • 書いてないがベース標高1200m、最高地点2100m超え。

数字だけでもお腹いっぱいですが、明日私たちが走るワサッチ山脈(Wasatch Mountains)の荒れた(?)ダート、過酷なシングルトラックこそが、ENVEのグラベルホイールやコンポーネント、そしてグラベルフレーム「MOG」が開発され、いじめ抜かれて生まれた“本物の裏庭(Backyard)”なのです。

私たちが降り立った空港は、あの「ソルトレイク」!
その名の通り、オグデンのすぐ西側に目を向けると広がるのが、有名な「グレイトソルトレイク(大塩湖)」です。
ここは、流れ出る川がなく何万年もの間水分が蒸発し続け、周りの山から溶け出したわずかな塩分やミネラルが溜まり続けた結果、海水の数倍(場所によっては最大9倍)もの濃度になった巨大な塩水湖。

世界最高速に挑む塩の平原「ボンネビル・ソルトフラッツ」を生み出したのも、この圧倒的な乾燥と大自然の営みです。

「俺たちのプロダクトがなぜ世界最高なのか。裏庭を走ればすべて分かるよ」

GRODEOは、ENVEからのそんな自信に満ちた招待状であり、挑戦状でもあるのです。

公式ギアガイドが語る「コースの狂気」

気持ちが最高潮のなかで土曜のコースプロフィールを確認していたのですが……公式ページの『Gear Guide(ギアガイド)』に書かれている内容が、実にアメリカらしく、そして狂っています。

公式の警告は極めて具体的です。

① タイヤ幅への警告
「ENVEスタッフで42〜44mm以下のタイヤを履いてる奴は一人もいない。それより細いタイヤ? リム打ちパンクの神様に祈るんだな」

② ギア比への警告(ここが最凶)
「一番の激坂(1.5マイル/平均斜度11%)は、なんと73マイル(約117km)地点に裏切りのように現れる。その頃にはお前の足はとっくに死んでいる。だからロード用のギアなんて家に置いてこい。ピザ皿みたいなデカいスプロケをつけてこないと詰むよ」

しっかりと「ピザ皿」のようなワイドレンジのスプロケットを用意したダイアテックチーム。
さらに、例年はコースマーキング(矢印)が風で飛んだり車に潰されたりする。今年は一応看板立てるけど完全にGPS頼みのスタイルとのこと。
迷子すらも楽しむ覚悟が必要です。

レースじゃない。
「スピリット・オブ・グラベル」と大人の遊び心

これだけ過酷なスペックでありながら、GRODEOは「レースではない」と断言しています。
ガチでタイムを競うのは、Stravaに設定された3つの区間だけ。

それ以外のエリアは、オグデンの豊かな自然と、ライド仲間との絆称えあう場所だと。
後半のエイドステーションには本格的なBBQが用意され、なぜか「斧投げ」のアトラクションや、アメリカ名物のアイスが用意されているそう?

キツい坂を上った先で、世界中から集まったグラベルジャンキーたちと、斧を投げ、アイスを食う。
これこそがENVEが作り出す最高のコミュニティの形です。

いざ、ENVEへ!

準備はすべて整いました。 日本から持ち込んだ最高の機材(もちろんENVEフルアセンブル!)を相棒に、ユタの広大な大地に爪痕を残してきます。

まずは金曜のBuilder Round-UpにGrumpyさんのカスタムペイントが展示されるのを楽しみにいたします。

狂気と最高峰の2日間が幕を開けます。
限界を迎えた私たちの表情と、オグデンの圧倒的な絶景は、次回のレポートを楽しみにお待ちください!

それでは、行ってきます!