2024年度版 自転車盗難の備え

盗難への備えを。

無くならない自転車の盗難。
まずは、最新の統計情報(2022年版)から盗難の傾向をチェック。

警視庁のサイトから統計資料を引用です。↓

2022年の自転車盗難の傾向・自転車の盗難件数
12.8万件(内6割が無施錠)
 2021年まで9年間くらい減少傾向で、22年で再び増加(前年比2万件以上)
→なんと毎日30件弱

盗られる場所ランキング

 1:住宅(内5割強が4階以上の共同住宅)
 2:駐車(輪)場
 3:道路上

・盗難された自転車がかえってきた率

 施錠:45%
 無施錠:52%
 無施錠の方が返還率が高いのは、乗り捨てが多いと思われる。

マンション・アパートが危ない!!

統計からは、集合住宅で、かつ4階以上の場合が最も盗られる場所に。
生活の場なので制限もあり難しい点も多いですが、まずは少しでもリスクを減らせるか確認をしましょう。

・駐輪場に監視カメラはあるか?
・管理人さんがいるか?
・ゲート付きか?
・家に持ち込めるか?
・共用廊下に持ち込めるか?

通勤バイクが危ない!!

とは、統計からだけでは読み取れませんが、
盗難されるランキングの続きが、駅、商業施設、学校・幼稚園と続きます。
駅などは、長時間駐輪する上に、毎日などルーティーンになりがち。

簡単に切断できる鍵だったりすると、足代わりにいたずら半分で持っていかれたりということも。
LEVEL8以上が安心ですが、小型な工具では切れないLEVEL5以上くらいを最低ラインにしましょう。

ロードバイクは狙われたら終わり?

ロードバイクなど通勤に使っている人はまた別の注意が必要です。
いたずら半分な層から、明確に転売等を視野に入れた盗難(プロ)の層に入ってくるからです。
プロが狙ってくると、ハイセキュリティな鍵でも守れないことも。
盗難リスクを減らすための様々な対策をしましょう。

では、盗難リスクへの備えはどんなものがあるのでしょうか?

1.駐輪場所選び

先ほどのマンションが危ないという点にもありましたが、以下にリスクを減らせるか。
その視点で、駐輪場を選びましょう。

2.鍵選び

そして、駐輪場所を決めたら次は鍵選び。

セキュリティレベルを参考にご紹介
自分が泥棒になったつもりで、駐輪場所を見渡してできそうだなと思ったらそれ以上のレベルの鍵を選ぶようにしましょう。

・「ポケットから取り出した小さな工具でさっと切断」→LEVEL5以上
・「カバンから取り出した大きめの工具で切断」→LEVEL8以上
・「音の出るような電動工具でじっくり切断」→LEVEL15

鍵の選び方については下のバナーをクリック↓

3.正しい鍵の使い方

そして、選んだ鍵の性能を最大に引き出す使い方が重要です。

ポイントは
・地球ロック(固定物とロックする)
・地面から浮かせる(切断工具が使いにくい)
・できるだけ隙間を作らない。

4.盗難見舞金制度

ABUSには盗難見舞金制度があります。

1〜3の備えをしていた…にもかかわらず、鍵が切断されて持っていかれてしまった場合は次の自転車を購入するための費用をお見舞金としてサポート。

選択した鍵のセキュリティレベルよりも、盗難リスクが上回る可能性がある場合は、同時に盗難保険への加入もおすすめします。

5.盗難情報サイト

備えはした、けども実際に盗難が起こった場合の流れの確認はしておきましょう。

・防犯登録番号はすぐに出せるように
・警察で身分証、印鑑、防犯登録番号をもって盗難届を提出

また、盗難届とは別に、SNSや盗難情報サイトの活用なども有効かもしれません。
ABUSでは盗難情報サイトCSI:自転車特捜24時をサポートしています。
盗難にあったバイクを書き込めるサイトです。
実際に起こっている盗難の状況も見れるので、「備え」の参考にもなります。