強さも大事だけど、壊れにくいことも重要

自転車用鍵をを選ぶ時に最も大切なこと

それは、壊れない事

自転車用鍵の故障の原因99%は 

錆(サビ)

もちろん盗られないことは大切
でもまず“使える鍵”である事が最重要事項です。

自転車の鍵は 色々な用途の中で最も
“過酷な状況”で使用されているという事実!!

雨風にさらされ、特に鍵のシリンダーは鍵が何度も抜き差しされ酷使されている
だからこそ 通常以上に“錆対策”が重要になってきます。

高耐久、ハイセキュリティで信頼されるABUSがどれだけ錆に強いのか、検証するとともに、
長く安心してしようできるための錆対策をご紹介します。


耐腐食実験

海水と同じ塩分濃度3.5%の食塩水を作り、
2日おきにシリンダー内にスプレー。

実際の環境に近づけるため、屋外で放置
どの時点で錆が発生するかを検証しました。

今回検証するキーは、ABUSの中で一番お手頃なチェーンロック

・1500/110(キー式)
・4804K/110(キー式)
・1200/110(ダイヤル式)
・4804K/110(ダイヤル式)

その他に同価格帯の他社も参考に同様の実験を行いました。


噴霧&観察開始

霧吹きを使ってシリンダー内部に2回スプレー。

その後、1日ごとに経過観察します。

2日目~4日目は特に問題ありませんでしたが、
5日目で異変がありました。

他社のキータイプのモデルが挿入しづらくなっていました。

8日目でまたもや異変

鍵が挿入しづらかったモデルに挿入したところ、鍵が全く抜けなくなり、
回転もしなくなりました。

また、別ブランドのダイヤルモデルもシリンダーの横に錆が発生

ABUSはどのモデルも問題なく挿入、解錠でき、錆も発生していませんでした。

23日目でダイヤルモデルにも異変

錆が発生していたダイヤルモデルでも異変。
ダイヤルが固着し、無理やり動かしてなんとか動くかどうかという状態に。


1ヶ月続けてもABUSは錆びなかった

塩水噴霧を2日おきに実施して1ヶ月を経過してもABUSは錆が発生しませんでした。

キーが差し込みが多少渋くはなりましたが、これは錆ではなく、
塩水の塩がシリンダーに詰まっているのと、雨ざらしで中の潤滑成分が抜けてしまった事によるものかと思います。

今回は実験のため、相当ハードでメンテナンスを行っていませんでしたが、
日常的に使用する場合は定期的にメンテナンスをすることで、長く使用することができます。


ロックのメンテナンス方法

20年近く自転車の鍵を扱っているダイアテックが伝えたい事
それは サビ対策
最も重要な事の一つです。

ロックのメンテナンスは1つだけ。
たったこれだけを欠かさずするだけで、長く使用し続けることができます。

それは、シリンダーの潤滑

潤滑されていれば、キーが抜けなくなったり、折れたりといったトラブルを防ぐことができます。

使用するのはこちら↓

マックオフのMO-94のように水置換性と防錆、潤滑ができるオイルスプレーを使用してください。

チェーンロックもダイヤルもBORDOも同様で、
シリンダーの中にスプレーをしてください。

これを定期的に行うことでスムーズに鍵が入るようになり、ダイヤルの動きも超軽くなります。

目安は月一回

毎日通勤、通学する方で、雨に濡れる場合は、月に1回は注油をおすすめします。

また、「なんか鍵が回しづらいなー」と感じたら、無理に回そうとせず、スプレーを行ってください。


砂埃の侵入を防ぐために地面から遠ざけて施錠

ABUSのロックは砂埃などが侵入しないようにキーシリンダーにシャッターが付いています。

ですが、100%入らないとは限らないので、
少しでもリスクを減らすために、地面から離れた位置で施錠することをおすすめします。

また、地面に近い位置で施錠してしまうと、テコの原理でカットされる危険もあるので、
防犯上の観点からも地面から離して施錠するようにしましょう!

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