1930〜40年代のABUS

前回ABUS(アブス)創業の1920年代についてでした。
続いて、1930年代、40年代とチェックしていきましょう。

1930年代

会社はこの時期、業務を明確な部門に分けて組織化しました。
各部門は指定された部屋に基づき、プレスルーム、工具製作室、バレル加工室、研磨室、塗装室、シャックル熱処理室、錠前室、梱包室、発送倉庫、そして事務所がありました。

1930年代 – ヴェルナー・ブレミッカー(前から2番目)と彼のオフィスチーム

1932年には、生産の安定的な成長により、ABUSは増築が必要となりました。
その後、1935年、1937年、1938年にも拡張工事が行われました。
1924年にわずか50~60平方メートルのスペースで創業した会社は、14年後には6,000平方メートル以上の作業エリアを誇り、約300人の従業員を抱えるまでに成長。

この時期には、ABUSの南京錠は国内外の多くの市場で品質の高さが評判となっていました。
デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、オランダ、ベルギー、スペイン、イタリアに最初の代理店が設立され、海外での活動がさらに拡大しました。

1930年代 – 最初の車、改造された”ワンダラー”

海外市場の管理は輸出マネージャーであるハインツ・シュミットが担当し、会社の初期の国際的な成功に重要な役割を果たしました。

輸出マネージャーのハインツ・シュミットが出張中

1930年代後半、ABUSはライプツィヒで開催された初の展示会に参加しました。
1938年、会社の創業者であるオーガスト・ブレミッカー・シニアが逝去しました。

1931年 – 上: ロック No. 300、下:
モバイル セキュリティ部門の基盤: 自転車ロック No. 1000


1940年代

1939年に第二次世界大戦が勃発すると、ABUSの急速な成長は停滞し、多くの輸出市場が次第に崩壊していきました。
それでもABUSは1944年半ばまで南京錠の製造を続けました。

南京錠の組み立て風景

1947年、数名の従業員と共に新たなスタートを切りました。1949年には、規模は控えめながらも創業25周年を迎えました。

ABUS創立25周年記念祝賀会

1940年代:オリジナルの販売フォルダー

1949年 最初のディスカスロック


1948年の通貨改革が、ABUSにとって大きな転機となりました。同年、ハノーバーで開催された産業見本市にて製品を出展し、新たな活躍の場を広げました。


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