UAE TEAM EMIRATES流ENVEホイールの選び方

チームUAEのホイールサプライヤー

タデイ・ポガチャルやジョアン・アルメイダ、アダム・イェーツなど強力なライダーを擁するUAEチームエミレーツ。

ENVEは23年からホイールやハンドル、ステムなどをサポートしています。22年のシーズンが終わってからUAEのライダー達はが様々なメーカーのホイールをテストし重量、エアロダイナミクス、剛性など総合的に判断しENVEのホイールが選ばれました。

使用するホイール

プロレーサーの走力の高さもありますが、
SES 3.4と4.5を中心に使用しているのがわかります。
またTTやフラットなコースではSES6.7を使用している傾向にあります。

ENVEホイールの特徴は、

1)リム内幅が広い
2)フックレスでチューブレス
3)28Cから30Cを使用して低圧で走行

  • リム幅が広くフックレスなので「タイヤが低圧でもよれにくい」(エアロ効果も高くなる)
  • 太めのタイヤでチューブレス化する事でチューブラー以上の乗り心地
  • 高圧のエアーを入れて細タイヤの方が走行抵抗が軽いはもう古い?
  • 長い距離を乗るとロードギャプや下りのブレーキやコーナーなど色々な状況が連続する
  • 安心して乗れる事で、心的不安・技術的サポート
  • 体力的安定が得られます!

SESとFOUNDATION

そんなENVEのホイールは大きく
ハイエンドモデルのSESシリーズ、ミドルグレードのFOUNDATIONシリーズの2モデルに分かれおりUAEのライダーはレースではSES、トレーニングではFOUNDATIONとこの2シリーズの全モデルを使い分けています。

SESシリーズ

SESシリーズはリムハイトの異なる4モデルがラインナップ。
UAEのライダーレースでこのSESシリーズを使用します。

SES2.3

究極のヒルクライムホイール

フロント23mmリア32mmのSES2.3は究極のヒルクライムホイール。
前後リム重量がg前後ホイール重量がgと軽量です。

ジロデイタリア第20ステージの個人TTではログリッチが圧倒しましたが、UAEのジョアン・アルメイダは3位でゴール2位のゲンラト・トーマスとは2秒差でした。
そんなステージのラストkmのヒルクライムへのバイク交換で使用されたのがSES2.3でした。

軽量でヒルクライムには向きますが、他のハイトのあるモデルに比べてエアロ性能が低くなってしまいます。

SES3.4

フロント38mmリア42mm、重量がg(前後セット)のSES3.4は登りもこなせるオールラウンドホイール。
SES4.5もオールラウンドホイールですが、SES3.4はより上りに適したオールラウンドホイールです。

UAEでは山岳ステージや斜度がきついレースではほとんどこのホイールを使用しています。

実際にポガチャルはアムステルダム・ゴールド・レース2023をSES3.4を使用し優勝しています。

SES4.5

UAEが一番愛用する究極のオールラウンドホイール。

フロントmm、リアmm、重量gのSES4.5は平坦からアップダウン、山岳ステージまでこなせるオールラウンドホイール。

SES3.4もオールラウンドホイールですがよりエアロ効果が高く高速になりがちな斜度の緩い上りや平坦が多いレースではSES4.5が使用されています。

SES4.5を使用し、 ロンド・ファン・フラーンデレ、ラ・フレーシュ・ワロンヌなどのクラシックレースを始めジロデイタリアなどのグランツール、その他数多くのレースで勝利しています。

SES6.7

リアルワールドファストを体現した最速ホイール。

フロントmm、リアmm、重量gのSES6.7は究極のエアロホイール。
UAEでは平坦ステージやTTで使用されており、実世界で最速のホイールとなっております。

レースでは、UAEツアーでのチームTTやツアーダウンアンダーなど平坦なレースで使用されています。

FOUNDATION

トレーニングで使用されるFOUNDATIONシリーズ

ENVE45

UAEのライダーが普段のトレーニングで使用しているこのホイールは前後45mmのホイール。

SESシリーズと同じフックレスチューブレスリムとなっており、気軽に使いやすいベースモデルとなっています。

ENVE65

こちらもトレーニングで使用されていますが、一度レースでもTTのリアホイールで使用されていることを確認しています。

価格はSESとFOUNDATIONでは約2倍になりますが違いがどれほどあるのか
一般ライダー目線での違いについてはこちらをご覧ください。

UAEのレーサーたちはSES4.5とSES3.4をメインで使用しており、ハイスピードで上りを登れるプロレーサーにとってはエアロ効果の高いSES4.5が好まれる傾向にあります。

しかし一般ライダー目線で考えた場合、坂を上る場面においてはエアロ効果よりも重量がポイントになると思いますのでよく走るコースに応じてホイールをお選びください。