BLINDER 1300使用レビュー

カタログだけじゃわからないことは体感してみる

Knogから新しく登場したNEW BLINDERシリーズ。
実際どうなのか、使ってみた感想をまとめてみました。

どうせ試すなら一番いいやつをと1300ルーメンにて。
1300ルーメンの明るさがあるなら、土曜日の夜を使ってMTBでナイトトレイルライドをと思い、同僚や、友人に声をかけるが、皆無理そう。

まずはUSB-Cで充電してデモモードを解除

パッケージを開けていきなり光らせようと思うと、光るけど少しすると消灯してしまう。
これはデモモードの設定になっていて、最初の充電ケーブルを挿すと解除される。
いずれにせよ、最初は満充電にしよう。
USB-C化はうれしいポイント。

いいもの感のオーラが出ている

充電しながらライトを眺めてみると、改めて質感がいいと思う。
Knogはこれまでシリコンから始まり、アルミ、プラスチックと素材をうまくデザインに落とし込みながら一つのプロダクトにまとめるのが上手なブランド。
今回は、一体のアルミのボディで全体を覆って、バッテリー部分はKnogらしいシリコンで保護するという新しい試み。
全面アルミボディというとKnogらしくない気もするけど、さすがそこはKnog。
しっかりかっこよく収めてきている。
いいもの感がプンプンするので、所有欲を満たすとはこのことだろう。

全長110mm&アンダー200g

5000mAhで1300ルーメン、そしてフルアルミボディというスペックながら、軽量でコンパクト。
実測でマウント込で182.5g。
高密度バッテリーでバッテリーの容量は大きく、サイズは小さくすることができているらしい。

山はやめて川に。

夕方から一人で山に入るまでのモチベーションは上げきれず、
夕飯前にクイックに、「さくらであい館」を目指すことに。
桂川、宇治川、木津川が合流して、淀川に流れ込むところでサイクリスト達が集うところ。
自宅からも10km強で、夕飯前のクイックなライドにはぴったり。
長い直線も多いので、ライトのテストにはもってこいだ。

ごちゃごちゃしたハンドル周りにスッと収まる

早速取り付け始めてみて、自分の自転車のハンドル周りが改めてごちゃごちゃしていることに気づく。
いろいろ付けてるし、上向きだとハンドルで影になるし、下向き一択。

で、早速とりつけてみると、ちょうど幅的にも、位置的にもベストなポジションが見つけられた。

このライトポジション、工夫するのだけどなかなかうまくいかないこともある。
NEW BLINDERはバンド幅25mmくらい。
この隙間が作れさえすればいける。

往路のタイムリミットは日没

日没は19:10。
18時過ぎに家を出て、日没までにさくらであい館を目指す目標。

行きは少し向かい風だったけど、6月の気持ちのいい風で、テンションが上ってくる。
去年の夏も、夕暮れライドをしてみたけど、このライドオススメです。
太陽の暑さもなく、お腹をすかせて美味しい夕飯を目指せる。

ビール飲みたいと思いながらさくらであい館と日没の時間を目標に黙々と進む。
行きはフラッシュでピカピカと進む。

点灯モードと、点滅モードでわかりやすい

ライトといえば、ボタンを押したらモードが切り替わるパターンだけど6つもパターンがあると、
今どこ!?となる。

そこで今回新たに投入された操作モードとして、
ダブルクリックすると、モードが点灯モードと、点滅モードに切り替わる。
そして、いつものように短く押すと、点灯モード、点滅モードでそれぞれ3つのパターンがあるのだ。


行きは、明るいので点滅モードを選択

点滅モード3つ
⚫︎点灯しながらピカピカ(ステディパルス):420ルーメン/8時間
 →スペックには出てないけど、点灯は多分200ルーメンくらいで、
  フラッシュが420ルーメンと思われる
⚫︎ピカピカ早め(ストロボ) 230ルーメン/16時間

⚫︎ピカピカゆっくり(エコフラッシュ)150ルーメン/120時間

デイライトにも使える。

あっというまにさくらであい館。

ゆるいライド。
ダラダラと走っても、目的地にはあっという間についてしまう。

ゆるくスタートしたので、水も持っておらず、ここで水を飲む。
朝のライドだと、たくさんの人でにぎわうここも、誰もいない。
日没を待って水を飲む。
時々、サイクリストの人が現れるのを見て、同じようなライドをしている人がいるのだとうれしくなる。

そして19:10。日没。

いざ、復路へ。点灯モードに切り替え

といっても、まだ明るい。
帰りながらちょうどいい暗さになるだろうと帰宅開始。
夕暮れを見ながら、狭い道を走ったりしながら進む。

いい感じに暗くなってきたので、点灯モードに切り替える。


点滅モードから、点灯モードはダブルクリック。
ボタンを押すごとに、ハイ、ミディアム、ローと切り替わる。

ハイ:1300ルーメン 2時間

ミディアム:650ルーメン 3時間

ロー:230ルーメン 8時間

バッテリーがしっかりともつ安心感

過去のライトだと、ハイモードで1時間の設定だったのが、2時間なのはうれしい。
これは、高密度のバッテリーで、コンパクトなのに、バッテリー容量を増やせていることによるものらしい。

コンパクトなボディに5000mAh。

足元からワイドに周囲を照らせる配光。
スピードをアップすると、視野も狭まる中このワイドな配光は安心。

明るさの切り替えが簡単!!

自分がしっかりと照らせる明るさな分、ちょっと対向車の人の眩しさも気になるかなと思う。
そこで、対向車がきたら、ローに落とす。
車のハイビームをローにするのに近い感じ。

そこで気づいた。
切り替えの操作がすごくしやすい。
上下対応のマウントで、ライトがひっくり返ること無く、ボタンが上を向くので押しやすい
大きめのボタンで、バッテリーのインジケーターも見えるし、どこを押せばよいか一目瞭然。
グローブをつけていても確実に操作できる。

そして、やっぱり点灯モードで、ハイ・ミディアム・ローの3つというのがとてもわかり易い。
モードを見失うこと無く、確実に今どのモードというのがわかる。

ちなみに、サイド方向にも窓があるので、真横の被視認性も確保できている。

路面の状況を見逃さない

と、いきなり現れる未舗装路(河川敷あるある)にもしっかり路面の状況を捉えられる明るさでこれもいいねと思いながら進む。

前後位置の調整ができる

他にいいところとしては、
ライトの前後位置が調整できる点。

ワイヤーの干渉だったり、バッグとの干渉であったり、
長めのライトは結構取り付け位置に困ることも多いけど、
このちょっとした便利さが格段に快適性を増していると思う。

と、一通り満足しながら帰宅。
改めてよくできたライト。

もちろんライトとして明るさは申し分なく、なんとなく想像はついていたけど、
カタログからだけでは伝わらない部分でこれは良かった!と体感したポイントを3つ

・今までで一番取り付けがピタッと収まった
・ちゃんとモードを使い分けることができた
・ボタン操作がしやすかった。

夕飯前の、夕暮れライド。
これから夏に入り、日中乗る気にならないという人にはぜひおすすめしたいライドです。

オススメする反面、やっぱりリスクも高まる夕暮れ時だからこそ、
自分の視認性、車からみた被視認性の両方をカバーできるライトも併せてオススメします!!

NEW BLINDERは6月21日より販売開始!!
先行販売店は以下のリンクからチェック