鍵以外のセキュリティデバイスの比較

自転車を守るセキュリティデバイスもいろいろあるけど

自転車の盗難を防ぐためには、盗まれないためには強い鍵を選ぶのはそうですが、強い鍵は重いもの。
ロードバイクで遠出するような場合だと、極力軽くしたくなります。
ずっと自転車に乗っているしといっても、トイレも行くし、ご飯も食べることでしょう。
ちょっとの時間だから鍵をかけない、簡易的なワイヤーでロックという方も多いと思います。
可能性は低いけど、その瞬間を狙われることがあるのも事実。

Knog Scoutがあれば安心感マシマシ

各社からセキュリティデバイス、スマートタグが出てきていますが、KnogからはSCOUTという位置情報とアラームを備えたアイテムが出ています。
自転車取り付け用と、何にでも取り付けられるバージョンの2種類が。

各社セキュリティデバイスを比較してみた

でも、各社いろいろなのがあるので、エアタグと何が違うの?
よく聞くあの製品は何なの?という疑問もあるので、
各社ベンチマークになる製品をピックアップして比較。
SCOUTの立ち位置をチェックしていきます。
画像をクリックで大きくなります。

分かりにくいですね…笑
いろいろ拾ってみると情報が細かすぎて分からないので、各社の特徴をピックアップしてみます。

代表的なのはAirTag

スマホの普及に伴い、位置情報を知るうえで、持ち物をなくさないためのトラッカーが出てきています。
トラッカーはTileという会社のものが先行して出てきて、その後AppleのAirTagが出てきました。
いずれも、それぞれ近くにいるユーザーのデバイスを通じて位置情報を特定していく仕組み。
「探す」アプリを使用。
そうなると、誰もが持っているスマホでかつ60%以上のシェアと言われるiPhone(Apple)の方が、トラッカーとしての精度は高いと想像できます。
自転車のアクセサリーブランドも、各社AirTagホルダーをリリースしています。

■AirTag
いいところ
・Apple製という安心感。
・デバイスの登録とかが簡単。失敗が少ない。
・11gで32mm四方に収まるコンパクトさ

懸念点
・トラッカーとしてのアイテムで、アラーム機能はない。盗難時の抑止力はない。
・自転車で使う場合、別途ホルダーが必要。
 安いもので1000円台からアルミの削り出しのいいやつで6000円台くらいまで
・電池交換時は取り外す必要あり

AirTagチップを内蔵した製品
ORBIT X VELO

そして、最近ではAirTagのチップを内蔵して、AirTagと同じくiPhoneの「探す」アプリで位置情報を見つけることができる製品が出てきています。
ORBIT X VELOという製品もその一つです。
自転車に取り付ける機能がすでにあるという点が強み。「探す」アプリを使用。

ORBIT X VELO
いいところ
・AirTagと自転車に取り付ける機能が一体で6000円弱と安い。
・コインバッテリーを2個にすることで(AirTagは1個)稼働時間が3年と長い。


懸念点
・AirTagと1000円のホルダーがあれば、同じものに。
・AirTagと同じくアラームはないので、盗難の抑止力はない。
・電池交換時は取り外す必要あり


AirTagチップを内蔵した製品
KNOG SCOUTシリーズ

上記2つの製品は主にトラッカー(位置情報追跡)の役割。
これに、盗難の抑止力のアラーム機能を追加したのがSCOUTになります。
自転車取付タイプと、荷物に吊り下げるタイプの2種類がある。
位置情報は「探す」アプリを使用。アラームのセットはKnog専用アプリを使用。

SCOUT
いいところ
・自転車取り付けの機能と荷物に取り付けできるタイプが選択できる
・エアタグ機能を内蔵して、振動感知の85dbの大音量アラーム機能も
・USB-Cで充電。

懸念点
・AirTagやORBIT Xに比べて価格は高くなる。アラーム機能に+3000円のイメージ。

GPS内蔵の製品
AlterLock

今まで紹介した製品は、Appleのネットワークを使用したものなので、そのデバイス自体が信号を発する事はありませんでした。
GPSやWi-fiで位置情報を取得したり、Bluetooth圏外でも、LET-Eなどの信号で異常を通知してくれます。
専用アプリで使用。

■AlterLock
いいところ
・位置情報の精度が高い
・Bluetooth圏外でも異常を検知できる。
・アラームは95dbと大きい
・Androidに対応


懸念点
・製品が¥13,800と高額かつ、システム使用の月額が必要(例:年間3,960円)
・3世代目から広がったが、使用エリアに制限がある。

SCOUTの立ち位置は?

まとめ

というような感じで、SCOUTはAirTagとAlterLockの間の立ち位置になってきます。
盗難が起こった後の追跡は全製品カバーしていますが、自転車盗難の抑止力という点ではアラーム機能があるSCOUTかAlterLockの二択になると思います。
AndroidユーザーにはAlterLock一択になりますが、iPhoneユーザーにとっては、Appleのネットワークが使えることで、そのサービスのアップデートによっていろいろと後から追加で良い機能が出てくるということもあります。
iOSアップデートによって、持ち物の共有ができるようになったので、家族で1台の自転車の位置情報を確認できるという点なども大きなポイントのひとつになってきます。

ここでは説明できていない、機能やスペックも比較表に記載しているので、もっと詳しく知りたいかたはぜひ表を見比べてみてください!

SCOUTが決め手なポイント

下記が当てはまる人には、SCOUTをおすすめします。
・追跡&アラーム機能
・月額不要
・家族で共有したい
・登録台数多め

¥9,680 (税込)
BLACK
DEEP BLUE
GREEN
RED
YELLOW
¥7,920 (税込)