ヒルクライムでは上りのタイムを縮めることを考えますが、下る時のことは意外と忘れがちです。
イベントや山間部を走る方が覚えておきたいポイントをご紹介します。
この記事の3ポイント
1. 下りは冷える!防寒対策が必要 |
2. 荷物は預けられる?持って走る? |
3.身体だけじゃない末端の冷え |
忘れやすい寒さ対策
気温は100m高くなるごとに0.6℃ずつ下がると言われており、フジヒルや乗鞍など標高が1,000mを超えるようなイベントでは上りも過酷なことながら、低い気温のなかの下りもなかなか辛く感じます。
特に汗をかいた後、気温の低い中風に当たり続けると汗冷えを起こし実際の気温以上に寒く感じられます。
荷物は預けられる?持って走る?
ヒルクライムイベントでは、スタート前に防寒着など荷物を預けることができ、走行中は身軽に動くことが出来ます。
しかし、試走や普段のトレーニングなどでは、防寒着など持ち運ぶ必要があり、コンパクトさも重要になります。
忘れやすい末端の寒さ対策
そしてもう一つ忘れやすいものに、グローブや、シューズカバーなど手先足先の末端の防寒もあります。
常に身体の一番前で風に当たり続ける手は冷えやすく、冷えるとブレーキを握る力が弱まり危険です。そして、サイクリングシューズは通気性が高く設計されているため、風を受けこちらも寒さを感じやすい場所です。
そこで持っておきたい防寒グッズや下山時にあるとおすすめなものをご紹介。
また、一番下にヒルクライムイベントで預け荷物に入れておくとおすすめのアイテムもご紹介しています。
預け荷物の参考にしてみてください!
1.ウィンドシェル
1つ目は下りの風から身を守るウィンドジャケットです。
防寒性能はありませんが風を防ぐため汗冷えを防ぎます。
首や、腕などは透湿性と伸縮性を高めるための素材が使用されているため、小雨程度であれば防げますが、しっかりと降りだすと濡れてしまいます。
2.レインジャケット
レインジャケット1つめは「EQUIPE RS RAIN JACKET TARGA」です。
常に運動し続ける、サイクリストのためのレインジャケットで、アウトドア用などの過度な防水性能はなく、必要な10,000mmの耐水圧と動き続けても蒸れにくい27,100g/㎡/24hの透湿性を合わせ持つレインジャケットです。
防水なので風も防ぐことも可能です。
レインジャケット2つめは「MILLE GTS RAIN JACKET S11」です。
このレインジャケットはロングライドなどで運動強度がそこまで高くないライダー向けのレインジャケットです。
1つめのレインジャケットに比べ、透湿性は劣りますが少し保温効果があります。寒さを感じやすい雨の中で強度を上げなくとも快適にライドを続けることが可能です。
3.グローブ
グローブはウィンターグローブなどもおすすめですが、標高の高い場所は雨が降りやすく、雨が染みてくると汗冷えのように水が乾き冷えの元となるため、「RSR THERMO RAIN SHELL GLOVES」を合わせて使用することをおすすめします。
このグローブはグローブの上から装着する、グローブです。
防風防水の素材を使用しているため、雨に当たっても濡れることがなく、風も遮るため、手先が冷えません。
4.シューズカバー
最後はシューズカバーです。こちらもグローブと同じ素材を使用した「RS RAIN BOOTIE」がおすすめです。
雨による浸水を防ぎ風を遮断しシューズ内を、守ります。
下りで持っていると便利なアイテム
このほかヒルクライムイベントで、預けておくと便利なものを紹介します。
少し余裕のあるバックパックに荷物を入れ、下記の持ち物を参考にヒルクライムイベントを楽しんでください!
- タオル
(汗を拭けるように) - インナー
(乾いたインナーに着替えることで汗冷えのリスクを軽減!) - 防寒着
(冬ウェアにプラスして、レインジャケット、ウィンタージャケットがおすすめです!) - 冬用グローブ
- シューズカバー
- レッグウォーマー
- ビニール袋
(汗や雨で汚れたウェアを入れられるように※ウェアを傷めないためにも下山後は洗濯ネットなど通気性のよいものに入れ替えましょう!) - パンク修理キット
- 補給食
(下りも長く続きます!集中力を保てるように1~2個持って置きましょう!) - 水や、スポーツドリンクなどの水分
(自販機などがあることもありますが並んでたり、売り切れていたりする可能性があるので1本あると安心です!)
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