ASSOSビブショーツ人気No1「MILLE GTS BIB SHORTS S11」徹底解説

ASSOSビブショーツで1番の人気を誇る「MILLE GTS BIB SHORTS S11」(ミレGTSビブショーツS11)について徹底解説します。

この記事の3ポイント

1. 300kmまで想定、ロングライドモデル
2.前作から、より長距離でも快適性を高める進化
3.履いていて気持ちのよい設計

ASSOSビブショーツ人気No.1を誇るロングライド・サイクリング向けモデルのミドルグレードにあたる「MILLE GTS BIB SHORTS」2025年人気モデルがS11へと進化し、よりロングライドで快適なビブショーツへと進化しました。

この記事では

  • 構造について
  • 生地について
  • パッドについて
  • ビブストラップについて
  • フィット感について

をまとめます。

前作との違いについてはこちらをご確認ください。


構造について

300kmのロングライドを想定して設計されたMILLE GTS BIB SHORTS。
前作から受け継いだテクノロジーをさらに進化させ、ロングライドでの快適性を高めながら、12%の軽量化を実現。

MILLE GTS BIB SHORTS S11は、
現在のASSOSビブショーツの基本である、バタフライパターン、Xフレーム構造が採用されています。


バタフライパターン

バタフライパターンは、縫い目を減らしたいASSOSが生み出した立体整形方法です。
大きな生地をぐるっと折りたたみ、中央で小さな生地で合わせたわずか2枚のパネルからこの立体感は作られています。

肌にあたる縫い目が少ないため、擦れが起きず、痛み、痒みを抑えます。


Xフレーム構造

Xフレーム構造は、パッドを体へ密着させ続けるためのビブストラップ構造。
伸縮性の少ないストラップが下へ離れようとするパッドを、体へ引きつけます。

この構造により、長時間のライドでダンシングとシッティングを繰り返してもパッドが正しい位置に安定し、パッドがずれることによる不快感を軽減します。


生地について

MILLE GTS ビブショーツに使用されている生地は「VOLKANO」(ボルケーノ)という深いマットブラックの生地を使用。新しいGTSビブショーツのために開発されました。

長時間着用するロングライド向けに開発されているこのビブショーツは、長時間着用していても圧迫感を感じさせない伸縮性。ロングライドを楽にする筋肉をサポートするコンプレッション性を併せ持ちます。

生地の外側は「耐摩耗性」が高められており、ペダリング時のサドルとの摩擦や、荷物の入ったジャージとの摩擦など、摩耗にも強くなっており、長期間にわたり使用し続けられます。

生地は長時間外に居ても日焼けしづらいUPF50+の紫外線ブロックを持ち、糸は防臭効果を持つためライド後の臭いを抑えます。


パッドについて

前作から引き続き13mmの2層パッドを採用。
衝撃を吸収する9mmのパッドと走行中の小さな振動を吸収する4mmのパッド。性質の異なる2種類のパッドを重ね合わせ衝撃を吸収。

従来のパッドに比べ約20%の振動吸収性を誇ります。振動吸収性に優れたパッドにより、振動による痛み、疲労感の軽減につながります。


ゴールデンゲート2.0

パッド中央が縫い合わせられず、前後で固定されたゴールデンゲート2.0。
パッドがショーツと完全に縫い合わせられないため、ショーツからパッドが独立して動きます。

ダンシングやシッティングなどポジションの変化による体の動きに合わせてパッドも追従するため、常に正しい位置に保たれます。

またサイドのカットを見直すことにより、ペダリングを邪魔しないようボリュームが抑えられ、摩擦も軽減されています。


クレータークーラー

パッドに開けられた通気口がパッド内に空気を取り込み通気性を向上し熱のこもりやすい股部分をドライに保ちます。


3Dワッフル

パッド表面に凹凸を設けることで、通気性を高めることで、蒸れを防ぎ速乾性を高めます。
また凹凸があるため、肌にべったり貼り付くことなく快適になります。


ククペントハウス

パッドの前方に通気性に優れた、ソフトパネルを配置されたのが「ククペントハウス」かなり以前のモデルに採用されていたテクノロジーが復活しています。

肌触りと通気性に優れる生地なので、汗を吸い込み、走行中の風を適度に通し、股間部をドライに保ちます。
長時間のライドでは、同じ場所で肌を抑えられ続けると一部だけ痛みが生じてしまう事があります。
特に敏感で繊細な部分ではよりこのような象徴が起こりやすくなります。

ククペントハウスはこのような自体を極限まで軽減するために搭載されています。
またインサートサイドとパッドにも穴(通気口)が追加されより通気性がアップし、長時間のライドでも肌トラブルが起きにくくなります。


ビブストラップについて

ビブストラップもパッド付近まで延長されロールバーの追加や、レーシングモデルから引き継いだメッシュ生地を使用するなど前作から大幅アップデートされています。


Xフレーム構造とロールバー

全てのASSOSビブショーツの特徴である「Xフレーム構造」。
背中側のビブストラップがXの形をしています。

パッドはペダリングをしていると下に引っ張られるため、下へズレようとしますが、Xフレーム構造により上へ引き上げられ、体から離れようとしても正しい位置に引き上げられ続けます。

幅広のストラップ素材は前後で異なる素材を使用。

背中は伸縮性の少ない生地を1本使用し中央で折り返し。
伸縮性が少ないため、下へ伸びると上へ戻ろうとする力がかかり、パッドが安定します。

肩側も伸縮性の高い生地を1本使用しており、長時間肩に掛けていても食い込みが起こらず、肩の痛みが出づらくなっています。さらにこの生地にはカーボンが混ぜ合わせられ、防臭効果も高められています。


さらに密着度を上げるロールバー

「MILLE GTS BIB SHORTS S11」にはXフレーム構造を応用、さらに密着度を高めるロールバーが追加されています。

伸縮性の少ない生地が、パッド付近まで延長。
13mmと厚目のパッドに汗が染み込み重くなってしまっても重量に負けずに、パッドを引き上げてくれます。

Xフレーム構造とロールバーにより、長時間のライドでもパッドの位置が正しい位置からずれず、快適にライドを続けることが可能です。


そのほかの特徴

生地、パッド、ストラップ以外の細かな部分にもこだわりを持って作られています。


レッググリップ

メインで使用されているVOLKANOよりも軽量で通気性に優れた生地(Pltec プラグイン)を切りっぱなし(レーザーカット)で使用。
裾にはマイクロシリコングリップを六角形に配置し、濡れていてもグリップ力を安定させ足に優しくフィット。
長時間、着用していても、圧迫を感じないのにずれません。


ゼロプレッシャーウエスト

ウエストは締め付けや、圧迫感のないゼロプレッシャーウエスト構造を採用。
前傾なポジションでも腹部に圧迫感を感じさせず、快適性を高めます。

さらに圧迫感はありませんが、サイドにスタビライザーをつけることにより、腹圧をサポート。
前傾ポジションでは腹筋も使用するため、サポートがあることにより疲労の溜まった後半でもポジション維持をサポートします。


フィット感について

GTSはMILLEシリーズの中でも少し特殊なフィット感をしています。
MILLEシリーズは一般的なサイクリングウェアと同じ、レギュラーフィットですが、「GTS」はレギュラーフィットとレーシングモデルの中間のようなフィット感です。

長距離を快適にする生地やテクノロジーと、走行を楽にするエアロ性能を併せ持ちます。

そのため、MILLEシリーズで同じサイズを履いた時よりもタイトに感じられます。

裾は、スタンダードタイプと近年人気のある、ロングモデルがラインナップ。
ロングモデルはスタンダードモデルに比べ3cm裾が長くなります。


MILLE GTS BIBSHORTS は
納得の1番人気ビブショーツ

このショーツの為に開発された生地に、13mmのロングライドパッドを採用し、ロングライドを快適に楽しむための細かな配慮が詰まったこのビブショーツ。人気の理由がよくわかります。

足を通した瞬間今までのビブショーツとは違うことに気づけるはずです。

特にこれからロングライドに挑戦してみようという方や、
サドルを変えても、お尻の痛みに悩まされている方。

など快適性を求めるライダーには、特におすすめです。

商品詳細ページはこちら

以前のモデルとの比較はこちら


ご購入はこちら

オンラインショップ

近くのASSOS販売店を探す