-生乾きの匂い-

2002年頃の調査から日本では外干しから部屋干しに変わっていったと言われています。
生活様式変化や花粉対策・大気汚染対策などが理由

しかし部屋干しになることで、洗濯物の乾くスピードが遅くなり 衣服の匂いが発生しやすくなったと言われています。 花王社と愛知学院大の研究結果では匂いの原因は「モラクセラ菌」であると発見しました。 
この菌の餌となるとがタンパク質や皮脂これらを分解したのちの糞が匂いの主原因。 モラクセラ菌の特徴 ・乾燥や紫外線に強い ・熱に弱い ・皮脂の量が増えると水分と共も揮散して匂いを発する

汗臭

汗臭はアンモニア・酢酸・イソ吉草酸という成分が原因
汗そのものに匂いはほとんどありません。
黄色ブドウ球菌など、人間の皮膚に生息している菌が汗や皮脂を摂取し排泄した分解物が悪臭の原因

-どうする-

共に皮脂や汗を餌とする菌の糞が原因
うまく菌を死滅させないと増殖してますます匂いが取れないと言うこと


これを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

汗を吸った衣服をそのままにしない

ダメな例)通気の悪ビニールなどに使用後すぐ入れる(極力乾かす)
ダメな例)洗濯までに時間がかる(汗をかいたもの乾いたものを分ける)

衣服は裏側を向けて

洗剤は多すぎず・少なすぎず 適量

洗濯物の量も70%ぐらいで、洗い適正な流量を保てる方がいいそうです
 (多すぎると洗剤が菌の増殖の原因に少なすぎると菌を死滅できない)

5時間以内に乾かす 

(梅雨時期などは脱水を長くする・洗濯物に風を当てるなども良好)

お風呂の残り湯は使うのであれば熱いうちに

(冷えると菌が増殖するのでよくないとの事)


ASSOS的アイディア

ASSOSのショーツは他のメーカーより丈夫とされていますが、ライド後のケアを間違うと写真の様に白くボロボロになってしまいます。 
全ては、上記で書いた菌が原因でライクラの重要な部分シリコーンを切ってしまいます。 そのため生地が維持できず劣化が進み使用できなくなってしまいます。 パットもS7やS9はカーボンを配合する事で菌の増殖を抑える効果を持っていますが 弱くなった皮膚に菌が入ると怪我の治りが遅くなります。

メーカー問わず言えることですのでぜひ試してみてください 。


ライド後

■手洗いの場合

極力すぐ洗う全てのウェアは裏返しにし

シンクなどに水を貯めアクティブクレンザーでもみ洗いをする

特に、

  • ショーツ:腰部分・パッド部分
  • ジャージ:首周り、袖(脇周り)
  • インナー:首周り、袖(脇周り)、腰周り

は、皮脂が溜まりやすい場所です重点的にあらい、洗剤が残らないように

すすぎをしっかり行う

■洗濯機を使用する場合

必ず粗めの(5mm四方)のネットに入れ裏返して洗う
(他の衣類と洗っても大丈夫です)

■すぐ洗えない時

バケツに水を張り少しアクティブクレンザーを入れ着衣した物を沈めておく
(水中に長くつけていると菌は死滅すると言われています)


特殊なプロダクツ

Equipe RS Rain Jacket、sturmPrinz、rainCap、rainGloveなどは
使用後、冷水で裏表共に洗い流してください。
汚れがひどい場はアクティブクレンザーを使用しおしゃれ着洗いなどのモードで洗濯してください。

撥水が落ちてきた場合は、ドライヤーで外側を10cmほどの距離で温めると復活します。
(メインの生地だけです。防水加工でないものは避けてください)


ASSOS ACTIVE WEAR CLEANSER

アソス製品を洗濯する際使用する専用の液体洗剤です。
手洗いや優しく洗濯機で洗うことを推奨します。
アソスアクティブウエアクレンザーは弾性繊維を傷つけず、中性で、匂いを中和します。
また、生地の通気性や色を損ねることなく保ちます。

■ご使用方法

水15リットルに付き20ml(キャップ一杯)