寒くなってきて、外に乗りに行くのが億劫になるこの時期ですが、賃貸アパート住みでローラー台を夜な夜な漕ぐわけにもいかず、何とか外でのライドを頑張っている今日この頃。

ローラーに乗れないという環境面だけでなく、外に乗りに行くのが好きとか、外で乗ることにサイクリングやロードバイクの楽しみを見出している方も多いのではないでしょうか。

雪が降ってもやっぱり外に乗りに行くのが楽しい!!

「出発時は激寒、山道で汗」はウェアの工夫で解決できる

早朝に出発したときは激寒だったのに、山を登っていたら汗がじんわりと出てきて、ウェアの中が蒸れてきて、今度は下りでその汗が冷えてさらに寒くなってきたといった経験は真冬に外ライドをする方なら誰もが経験したことがあるはず。
でも、ウェア選びやレイヤリングを少し工夫すればそんな汗からの冷えや身体の暖まりによる蒸れは簡単に解決することができるものです。
冬のライドを一層楽しむためにも、「距離」、「強度」、「温度」そして「汗」の4つの要因を踏まえて、おすすめの着合わせをシチュエーション別に紹介していきます!

筆者は暑がりなので、寒がりの方や寒さは絶対に避けたい!という方は春秋用のジャケットを冬用に変えてみたり、ベストタイプのシェルを袖付きタイプに変更したりすることで、自分好みのウェアの組み合わせを見つけてみてください。


シチュエーション①

(ASSOS レイヤリングシステム ULTRAZ WINTER~WINTER)

12月 朝5:30~ 45kmのイージーライド 平坦から山を往復(帰り下りもある)
距離「40km」 強度「EASY」 温度「3℃・晴れ」 汗「身体がじんわり暖まるくらい」

トップス: 厚手の真冬用インナーに、春秋用のジャケット、薄手のシェル(ウィンドブレーカー)
ボトムス: 冬用の厚手のソックスに、オーバーシューズ、冬用タイツ

イージーライドということもあり、強度はそれほど上げないけれど、上り坂があるため身体が暖まる事を予想して、出発時の寒さは少し我慢して、春秋用ジャケットにシェルを羽織って出発。
身体にあたる冷たい風を防ぐシェルなら、体感温度の調節にも役立ちます。
ASSOSのMILLE GT CLIMA JACKETやMILLE GT  WIND VEST なら丸めてジャケットのポケットにもしまえるので、「暑くなってきたら脱いで、冷えてきたら着て」が可能です。

MILLE GT CLIMA JACKET EVO

MILLE GT CLIMA JACKETは、丸めてジャージのバックポケットにもすっぽり入る。丸めればグローブと同じくらいの大きさに
 

シチュエーション②

(ASSOS レイヤリングシステム WINTER~SPRING FALL)

2月 10:00~ 70kmの河川敷ライド 平坦で巡行速度アップを目的にトレーニング
距離「60km」 強度「EASY40%/HARD60%」 温度「6℃→10℃・晴れ」 汗「初めは少し肌寒いが、強度が増すに連れて汗ばむ」

トップス: 冬用インナーに長袖ジャージ、ベストタイプのアウター
ボトムス: 春秋用ニッカー(膝下丈のタイツ)に冬用ソックス、トーカバー

片道10kmの平坦な河川敷を、ペースを決めてハード/イージーでトレーニング。6℃~10℃の気温で、ハードセッションもあるためボトムスはニッカーに。膝まではカバーされているので下半身の寒さは感じない。
ベストタイプのアウターであれば腕の動きもジャケットに比べて可動域が広くなり、ダンシングやエアロポジションなど様々なポジションでも動きが軽やかに。EQUIPE RS SPRING/FALL AERO GILETは、袖口と裾がローカット(切りっぱなし)加工されエアロ効果も高く、かさばらない。ハードなトレーニングでも体の芯の冷えは防ぎつつ、オーバーヒートは防ぐ。

EQUIPE RS SPRING FALL AERO GILET

袖口、裾は切りっぱなし(ローカット)加工。風に吹かれてもバタつかない。

シチュエーション③

(ASSOS レイヤリングシステム SPRING FALL)

3月or 11月 140kmのロングライド 湖を大きく1周周回コース
距離「140km」 強度「MIDLLE」 温度「15℃・曇り」 汗「時間に連れて身体が暖まってくる」

トップス: 春秋用インナーに春秋用の長袖ジャージ(ベストタイプのシェルをバックポケットに)
ボトムス: 春秋用ビブショーツ・ソックス または ビブショーツにレッグウォーマー

出発前日から楽しみなロングライド。15℃・曇りとウェア選びも少し悩むコンデション。
出発時の風はそれほど強くなかったので、ベストタイプのシェルをジャージのバックポケットに入れて出発。途中で万が一雨に降られたり、風が冷たくなってきたときに着用する。
ニッカーにするか、ショーツにするか、出発直前まで悩んだがショーツをチョイス。EQUIPE RS SPRING/FALL BIB SHORTSはショーツ丈だけれど内側が起毛素材になっていて、冷えを防ぐ。ロングライド向けの MILLE GT BIB SHORTS C2 T GTS は、ロングライドでも快適さが持続する13mmのパッドが特徴。レッグウォーマーを組み合わせれば、春秋にも十分つかえます。

EQUIPE RS SPRING FALL BIB SHORTS

EQUIPE RS SPRING/FALL BIB SHORTSは、ショーツ丈でも暖かさを感じる。腹部のtwinDeck構造と素材の裏地が身体を冷えから守る。

今回は3つのトレーニングシチュエーション別で、ウェアの組み合わせ例をご紹介しました。

筆者は暑がりなので、少し寒くても頑張って瘦せ我慢して、身体が暖まるのをじっくり待つ派です。冒頭にもお伝えしましたが、寒いのが絶対に嫌!!という方は春秋用のジャケットを冬用に変えてみたり、ベストタイプのシェルを袖付きタイプに変更したり、ニッカーをタイツに変更したりと、自分の感じ方に合わせてウェアをチョイスしてみてください。
ASSOSの冬用・春秋用ウェアは、防風と保温・通気性を素材の使いどころやウェア自体の設計によって、サイクリストがより快適で、パフォーマンスに集中できるウェアです。

ウェアのレイヤリングを一工夫して、お気に入りの組み合わせが見つかれば、冬の寒さももう怖くない!!!