2026年のロード世界選手権が、カナダ・モントリオールで開催されました。
U23ロードレースでは、Team Visma | Lease a Bikeから男女2人の世界王者が誕生しました。
- 男子U23:アシュリン・バリー(Ashlin Barry)
長い逃げから最後は独走 - 女子U23:ヴィクトリア・クラドノヴァ(Viktória Chladoňová)
終盤の勝負をスプリントで制す - 使用バイク
バリーはCervélo Soloist
クラドノヴァはCervélo S5
同じチームから生まれた2人の世界王者ですが、レースの勝ち方も、選んだCervéloバイクも異なっていました。


130km以上の逃げから、最後は独走
男子U23ロードレースを制したのは、Team Visma | Lease a Bike Development Teamのアシュリン・バリー(Ashlin Barry)。
174.2kmのレースで序盤から5人の逃げに入り、130km以上にわたって先頭グループで走行。残り約30kmで、最後まで逃げに残っていたクリスティアン・エゲホルム(Kristian Egholm)にアタックを仕掛けて振り切ると、そのまま単独でフィニッシュしました。
19歳のバリーにとって、この日は誕生日。カナダで育ったこともあり、モントリオールでの世界選手権はホームに近い舞台での勝利となりました。
バリーが使用したのはCervélo Soloist
このレースでバリーが使用していたのが、Cervélo Soloistです。
Team Visma | Lease a Bike Development Teamでは、Soloistがオールラウンドなレースバイクとして使用されています。S5のように空力性能を追求したモデル、R5のように軽量性を重視したモデルとは異なり、軽さと空力性能のバランスを取ったモデルです。

今回のバリーは、序盤から逃げに入り、そこからさらにアタック。最後は約30kmを単独で走り切りました。
この走りを見ていると、Soloistの特性と重なる部分があります。
Soloistは、ペダルを踏み込んだ瞬間の反応が軽く、アタックや加速でキレを出しやすい一方、長く踏み続ける場面では足あたりの良さも感じられるバイクです。
逃げに入るため、そして独走に持ち込むための加速。
独走に入ってからは、足を残しながらペースを維持する。
130km以上の逃げから攻撃を続け、最後は約30kmを単独で走った今回のバリーの走りは、Soloistのこうしたキャラクターをイメージしやすいものでした。
実際の乗り味については、以前のインプレッションでも詳しく紹介しています。
→ Cervélo Soloistのインプレッションはこちら
女子U23は、終盤のスプリントで決着
女子U23ロードレースでは、ヴィクトリア・クラドノヴァ(Viktória Chladoňová)が世界王者となりました。
134km、10周で争われたレースで、クラドノヴァはCôte Camillien-Houdeでアタック。
その後も前方で走り続け、終盤には3人で先行します。

3人は約30秒のリードを築き、最終周回へ。ホルムグレンの加速でムールスが脱落すると、最後はクラドノヴァとホルムグレンの2人による勝負に。
スプリントを制したクラドノヴァが、U23世界王者に輝きました。
クラドノヴァはS5で世界選手権へ
クラドノヴァが使用していたのはCervélo S5。
バイクは、スロバキア王者を示すカラーリングが施されたS5です。
クラドノヴァは2026年、スロバキアのロード、タイムトライアルの両方で国内タイトルを獲得。世界選手権には、スロバキア王者として出場しています。
S5はCervéloのエアロロード。
今回のクラドノヴァは、登坂区間での攻撃から集団を絞り込み、最後は2人でのスプリントまで勝負を残しました。
登坂だけでなく、その後の平坦区間やフィニッシュまでスピードを維持することが求められる展開です。
そのなかで選ばれていたのがS5でした。

同じチームでも、選んだCervéloは違う
今回の男女U23ロードレースでは、同じTeam Visma | Lease a Bikeから2人の世界王者が誕生しました。
一方で、使用したCervéloは異なります。
| アシュリン・バリー | ヴィクトリア・クラドノヴァ | |
|---|---|---|
| カテゴリー | 男子U23 | 女子U23 |
| バイク | Cervélo Soloist | Cervélo S5 |
| 勝ち方 | 長距離の逃げから独走 | 終盤の選別からスプリント |
| 最終局面 | 約30kmの独走 | 2人でのスプリント |
Team Visma | Lease a Bikeでは、コースやレース展開、選手の役割に合わせて、S5、R5、P5、SoloistなどのCervéloを使い分けています。
今回も、男子U23ではSoloist、女子U23ではS5。
同じ世界選手権、同じチームでも、レースの展開と求められる性能によって選ばれるバイクは変わります。
モントリオールで生まれた2人のU23世界王者。その勝ち方とともに、使用されたCervéloにも違いがありました。




