ロードバイクの速さは好き。でももっと楽に走りたい。Cervélo Áspero-5という選択

ロードバイクの速度感は好き。でも、荒れた舗装路や長時間のライドでは、もう少し身体への負担を減らしたい。

そんな乗り方にもCervélo Áspero-5は選択肢になります。

Áspero-5は、もともと高速化するグラベルレースに合わせて開発されたレースバイクです。

S5の開発で培った空力設計を取り入れ、ジオメトリーはロードバイクのSOLOISTをベースに開発。新型では先代Áspero-5に対して空力性能を37W改善され最大45mmのタイヤクリアランスを確保されています。


グラベルバイクでも、狙っているのは「速く走ること」

Áspero-5の前提にあるのはグラベルレースで、その特徴が分かりやすく表れているのがフレーム形状です。

ヘッドチューブ、ダウンチューブ、シートチューブなどには空力を考えた形状を採用。ハンドルとステムもエアロ性能を考えて設計されており、このコックピットだけで約6Wの空力改善を担っています。

新型Áspero-5全体では、前作比37Wの空力改善を実現しました。

グラベルバイクだから速度を諦めるのではなく、グラベルレースだからこそ空力性能を追求しています。


SOLOISTをベースにしたジオメトリー

ロードバイクから乗り換えたときの違和感を小さくしている要素のひとつがジオメトリーです。

Áspero-5はSOLOISTをベースにジオメトリーを開発しています。

ただし、ロードバイクと同じハンドリングにしたわけではありません。

前後に同じ太さのタイヤを装着した場合は、荒れた路面でも安定性を得やすい設定。高速域を狙いながら、グラベルで必要になるコントロール性も考えられています。

実際に乗ると、グラベルバイクらしい安定感がありながら、舗装路ではロードバイクに近い感覚で速度を上げていけます。

「太いタイヤを履いたグラベルバイク」という印象より、ロードバイクの速度感を残したまま走れるバイクという方が近い乗り味です。


Áspero-5のために開発された42C

ロードバイクとの大きな違いがタイヤです。

Áspero-5の最大タイヤクリアランスは45mm。

完成車にはVittoria Corsa PRO Control 42Cが装着されています。

Corsa PRO Controlはロードレーシングタイヤをベースに、荒れた舗装路や石畳、コンパクトグラベルなどにも対応するタイヤです。

42Cという大きなエアボリュームを使えるため、細いロードタイヤより空気圧を下げたセッティングがしやすくなります。

荒れた舗装路では細かな凹凸による振動を抑えやすく、グラベルではタイヤが路面を追従しやすい。

速く走ることと、路面から受ける衝撃を減らすこと。この2つをタイヤ側から両立しやすい構成です。


エンデュランスロードとは違う「楽さ」

Áspero-5は、快適性を最優先したエンデュランスロードではありません。

空力性能を高め、高速域で走りやすいポジションとハンドリングを持ち、そのうえで42〜45mmクラスのタイヤを使えます。

ここがÁspero-5ならではの部分です。

ロードバイクから速度感を大きく落とさず、タイヤのエアボリュームによって荒れた路面への対応力を増やせる。

舗装状態の悪い道、長時間のライド、舗装路とグラベルが混ざるルートでも、走る場所を限定しにくくなります。


レースに出なくてもÁspero-5を選ぶ理由

Áspero-5の開発目的はグラベルレースです。

しかし、グラベルレースへ出場する人だけが対象とは限りません。

ロードバイクの反応や巡航感は好き。

一方で、細いタイヤで荒れた舗装路を走り続けるのは少し疲れる。

舗装路だけではなく、林道やグラベルにもそのまま入りたい。

そうしたライダーなら、Áspero-5の「レースのための速さ」と「最大45mmのタイヤクリアランス」は同じ方向を向きます。

ロードバイクの速度感をできるだけ残しながら、走れる路面とタイヤの選択肢を広げたい。

Áspero-5は、その条件で選びやすい1台です。

シクロワイアード編集長・綾野真さんのÁspero-5インプレッションでは、舗装路からグラベルまで実際に走った評価が詳しく紹介されています。

Áspero-5の速度感や42Cタイヤとの組み合わせを、実走ベースで確認したい方はこちらもご覧ください。

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¥899,800 (税込)