ライド前に必ずチェック!! あなたのシーラント乾いてない?

チューブレスシーラントをいざ導入してみたものの、

いつ交換しなければいけないのか、
継ぎ足してもいいの?

など、わからない方もいるかと思います。

また、シーラントを入れているのに、
シーラントがカラカラで穴が塞がらない!!

なんてことにならないためにも事前にチェックをしておきましょう!!


そもそも、シーラントって交換が必要なの?

どのメーカーもシーラントには使用期限があります。

シーラントは、細かな粒子が液の中に溶けており、
タイヤに穴があくと、この粒子が穴に入り込むことで塞がります。

実際に穴を塞いだ箇所

そして、この粒子入りの液体は、空気に触れることによって乾燥、硬化します。

当然、タイヤの中にも空気が入っているので、
次第にシーラント液が乾燥していきます。

各メーカー最長○ヶ月使用可能(MUC-OFFは6ヶ月)と記載されていますが、
実際、タイヤ自体の気密性や保管状況によっては表記よりも早く乾燥します。

そのため、表記上の期間で考えるのではなく、定期的にチェックをする必要があります。

おすすめはライド前

今回は、ライド前のたった1分でできる、超簡単なセルフチェックをご紹介します!!


1分でできる超簡単セルフチェック

必要なアイテムはこちら

・バルブコアリムーバー
・細長い棒(もしくは六角レンチ2〜3mm)
・ペーパーウエス

STEP1 バルブコアを外す

シーラントキットを購入した際に付属しているリムーバーを使用してコアを外します。
MUC-OFFのタイヤレバーやチューブレスバルブのキャップにも搭載されています。

ペーパーウエスでこよりを作り、バルブについたシーラントを拭き取っておくと、
より正確な残量が確認できます。

STEP2 細長い棒をバルブに差し込む

竹串のような細長い棒をタイヤの底につくまで差し込みます。

竹串などがない場合は、六角レンチ2〜3mmが一番手軽です。
※この時、強く差し込んでパンクしないよう注意!!

そのまま棒を抜いて、
先端にシーラントが付着していればOK

もし、カサカサだったり、何もついてこない場合は、シーラントが乾燥しているので、交換が必要です。


シーラントって継ぎ足ししてもいいの?

結論から言うと、

MUC-OFFは継ぎ足しOKです!

MUC-OFFは乾燥させても、シーラントが薄く均一にコーティングされるので、
継ぎ足しを行なってもダマになりにくいので、補充しても性能を維持します。

実際にシーラントを乾燥させた様子
シーラントを入れて2ヶ月後の様子

補充する量は?

MUC-OFFは規定量の3分の1

ただ、夏場の暑い日は熱によって乾燥が早まるため、
3分の2ほど入れるのがおすすめです。

ロードバイクであれば、およそ10mlを基本に、夏場は20ml程度入れておくと良いでしょう。

各タイヤの推奨シーラント量

・ロードバイク: 30-45ml
・シクロクロスバイク 700C: 60-75ml
・26インチ/27.5インチ MTB: 60-75ml
・29インチ MTB: 105-140ml
・ダウンヒルバイク: 120-140ml(1袋)

シーラントの入れ方についてはこちらの動画をチェック


重量が気になる方は交換でもOK

重量について少し検証をしました。

キットに付属している計量スプーン15ml(25g)を乾燥させ、
重量の変動がなくなるところまで観察をしました。

すると、最終的には9gとなりました。

と言うことは、完全にシーラントが乾燥し切ると、
ロードバイク(30ml)の場合は、18g程度タイヤの中に残ることになります。
※完全に乾燥し切ることは少ないので多少の誤差はあります

タイヤのすり減り、消耗も考慮したら気にしなくても良いレベルでしょう。


MUC-OFFは水洗いできる

マックオフのシーラントは、液体の状態であれば水洗いが可能です。


少し固まっていても、タイヤレバーなどで擦ってあげることで、簡単に取り除くことができます。

ただ、しつこく取り除いてしまうと、
せっかく塞いでいたタイヤ内の細かな穴まで再度開けてしまうことになるので、
ある程度で止めておいた方がいいでしょう。

リム面に付着したシーラントや、チューブレステープ交換時の糊を除去する際は、
こちらのアイテムがおすすめです

¥1,980 (税込)

使用方法についてはこちらの記事をクリック

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シーラントのセルフチェックはたった1分でできる簡単な作業です。

万が一の際に備えて、ライド前には必ずチェックしましょう!!

↓今回使用したアイテム↓

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