先日のイベントではMUC-OFFブースに沢山のお客様に来場いただきました。
その中で、目立った質問が
「ピンクのクリーナーでチェーンも洗浄できるの?」
確かにクリーナーにはいろんな種類があり、どれがどこに使うものなのか、
どんな使い方をすればいいのか等分かりづらいかもしれません。
今回は、Muc-Offの2種類のクリーナーを使って、汚れがどのように落ちるのか実験してみようと思います。
汚れ落ち比較
比較するのはこちら
・NANOTECH BIKE CLEANER-フレーム洗浄用
・DRIVETRAIN CLEANER-チェーン洗浄用
実際どれほどの違いがあるのでしょうか。
■検証
3つのトレーにチェーンの汚れを付着させ、
それぞれ、NANOTECH BIKE CLEANER、DRIVETRAIN CLEANERを同量スポイトで垂らし、3分間放置。
その後、水をかけた時にどのくらいの落ち具合になるのかを検証します。
そのままブラッシングがせずに3分間放置してどれだけ汚れが落ちるのか、その様子を観察します。
NANOTECH BIKE CLEANERの方は、表面の砂埃のような汚れは浮いていますが、
油汚れはこびりついているような状態です。
一方、DRIVETRAIN CLEANERと食器用洗剤は、油汚れを落としているような印象です。
クリーナーを垂らして約1分後の様子↓
3分経過後、トレーを傾けた時の様子↓
明らかにNANOTECH BIKE CLEANERは油が残っており、DRIVETRAIN CLEANERはしっかり分解されていそうです。
今度は水で洗い流してみます。
水で流した時の違い↓
DRIVETRAIN CLEANERは黒い汚れもなくスッキリ落ちているのに対し、
NANOTECH BIKE CLEANERは黒い汚れはおちているものの、油は落としきれませんでした。
ドライブトレインなどの油のひどい汚れには、専用のDRIVETRAIN CLEANERを使用しましょう!!
ところで、先日アップしたこちらの投稿↓
コメント欄にて、
「チェーンを洗う時に先に水をかけるのは間違いだそうです。」
とコメントを頂き、確認をしたところ、たしかに・・・
チェーンについてはその通りでした!!ごめんなさい!!
正しくはコメント頂いた通り、水をかけずにクリーナーを吹きかけて、チェーンを洗浄してからバイク全体に水をかけて、泥汚れを水で落とせるだけ落とせるのが◯。
なぜなら、水をかけた後に水が残っている状態でDRIVETRAIN CLEANERをスプレーしてしまうと、
クリーナーが汚れを分解する前に乳化してしまい、効率よく洗車することができません。
水と反応して乳化している様子↓
汚れを溶かすディグリーザー成分が先に乳化してしまうと、その後水をかけても汚れが性能通りにスルスル洗い落とせず、
「洗っても少し汚れている」ということが起こってしまいます。
なので、チェーンを洗浄するときははじめに水をかけるのではなく、
先にクリーナーをスプレーしてから、ブラッシング、水洗いをしましょう!
泥が強い場合は、上記+もう1回がおすすめです。
マックオフがおすすめする洗車手順が
はじめにチェーン洗浄、次にフレームとするのも、理にかなった方法なんですね。
詳しい自転車の洗車方法はこちら↓
その他チェーン洗浄お役立ちコンテンツ