ついにS11ビブショーツが登場。今まで以上にパッドの追従性が上がり、痛みの出づらいテクノロジーが詰まったショーツについて詳しく見てみます。
この記事の3ポイント
1. 履いた瞬間わかる進化 |
2.パッドの追従性がアップ |
3.痛みが出るポイントを徹底的に排除 |
S9から約5年の歳月をかけてアップデートされたS11。
スイスナショナルチームやワールドツアーチームへの共有で
パッドの追従性
快適性
エアロ効果
が向上しました。
見た目は少しの変化に見えますが、着衣するとすぐに違いがわかる進化になっています。初めてのS11ショーツとなるEQUIPE RS SCHTRADIVARI BIB SHORTS S11はどのようなものなのかをご紹介します。
このショーツのために開発された生地
体に心地よく吸い付く最新の生地
EQUIPE RS SCHTRADIVARI BIB SHORTS S11(エキップ RS シュトラディバリ ビブショーツ S11)に使用される生地は、Type.911(タイプ.911)というこのショーツのために開発された新しい生地を使用しています。
特殊な編み方であるワープニット構造を採用したこの生地は、コンプレッション性、伸縮性に優れており、汗などで水分を含んでも、コンプレッション性が損なわれにくい生地となっています。
以前のエキップS9ビブショーツに使用されていたタイプ.441の生地よりもコンプレッション性、伸縮性に優れており、S9を履かれている方は足を通しただけでよくなったと気付いていただけるでしょう。
コンプレッション性が強いからといってきつく締め付けられている感覚はなく、脚にピタッと吸い付くような感覚で不快感はありません。
伸縮の多い臀部など白く薄くなる事が少ない。黒が生える構造です。
生地の機能
速乾性 / 防臭 / PF50+
小さな痛みや不快感を排除するシーム
1本縫い目を入れることで痛みの原因のシワを排除
太腿の付け根辺りにcranKio Tec(クランキオ テック)という1本の縫い目が入れられています。
ライディングポジションやペダリング時に腰のあたりに出来る小さなシワが不快感や痛みに繋がるため、太腿付け根辺りで生地を紡ぎシワを排除されています。
ズレない、突っ張らないレッググリップ
動きの多い部分は浮かせてサイドでグリップ
裾にはズレを防止するためのシリコングリップが設置されますが、INject leg grippers(インジェクトレッググリッパーズ)という配置で、太腿の上部と下部は、シリコングリップがなく、太腿の横部分にのみシリコングリップが設置されます。
サイドでグリップするためズレることはありませんが、ペダリング時に筋肉が動きやすい太腿の上下はグリップがないため突っ張ることなく、スムーズなペダリングを可能にします。
どんなポジションでも苦しくない
優しく腹部を包み込む構造
腹部も全体と同じタイプ.911の生地を使用していますが、Soft compression Module(ソフト コンプレッション モジュール)と呼ばれる、折り返さないことによりソフトな伸びとなる構造となっています。
過酷なヒルクライムを行うアップライトなポジションでもスピードを追い求めるアグレッシブなポジションでもどんなポジションをとっていても動きを妨げないテクノロジーです。
圧倒的な追従性を支えるビブストラップ
ペダリング時に起こる生地の収縮を吸収
ビブストラップはS9ビブショーツから引き継がれたXフレーム構造。
特徴的な背中でクロスしたビブストラップはペダリング時に起こる生地の収縮を吸収します。
S9ではパッド付近にまでストラップが伸びたロールバーが搭載されていましたが、生地のコンプレッション性が向上したこと、クロスさせる形状を少し見直したことにより、ロールバーがなくてもパッドを体へ密着させることが出来るようになりました。
アップグレードされた生地パターン
角がなくなり全体的に密着させるような動きへ
S9ビブショーツから採用されているバタフライパターンという2枚の生地をショーツの後ろで縫い合わせる生地パターンがアップグレードされました。
S9では四角で組み立てられておりパッドがロールバーにより垂直に引き上げられ、体に密着していましたが、S11となり、丸みを帯びた形へ変化しました。
丸みを帯びることにより、放射線状に生地が引っ張り上げられお尻に包み込み吸い付くようなフィット感へと進化しより体への追従性がよくなりました。
進化したS11パッド
現代的な前乗りに対応し快適性がアップグレードされたパッド
EQUIPE RS SCHTRADIVARI BIB SHORTS S11に搭載されているパッドは「RS S11 インサート」
エキップS9ビブショーツから変わらず9mmのパッドですが、形状が少し鋭角にアップグレードされ5%の軽量化がされました。
現代的な前乗りポジションでも快適性を保てるように先端が少し太くなっています。
パッドテクノロジー
kraterCooler(クレータークーラー)
パッド前面に空気の取り込むパンチングホールを設け、股間全体に冷たい風を流します。
whirlKrater(ウェールクラテール)
パッドに穴を開ける事で、ペダリングに空気を吸い込ませます。
goldenGate 2.0(ゴールデンゲート2.0)
パッドと生地を完全に縫い付けずフローティングさせる事で肌を摩擦から守ります。
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