雨の日は乗らないというライダーも多いですが、逆に雨ライドが好きな方や、雨でも乗らないといけない方も居られます。また梅雨が明ければ夏になり、急な雨に打たれることも。そんなサイクリストが持っておくと便利なレインウェアの選び方と雨対策についてご紹介します。

目次

1. 雨のライドについて
2. サイクリング向けのレインジャケット
3. 雨ライドオススメアイテム

雨のライド

サイクリングは常にペダリングを行い体を動かし続け、走行中の風に当たり続けるというほかのスポーツやアウトドアと比べるとかなり特殊な環境で行います。

特殊な環境では特殊な環境に合わせたレインウェア選びが重要です。

アウトドア向けのレインジャケットを使用しない方がよい理由

サイクリスト向けのレインジャケットの選び方の前に、アウトドア向けのレインジャケットを使用しないほうがよい理由をご紹介します。

高機能のように見えるアウトドア用のレインジャケットは、イメージ通り防水性が高く作られているため、あまり雨で濡れません。

しかし、ハードな運動を想定していないため透湿性が低く常に動き続けるサイクリストにとっては、厚く感じられます。さらに湿気が逃げないためジャケット内が蒸れ、汗が溜まり、雨に濡れていないのに寒い。ジャケット内がビショビショといった不快な状況に陥ってしまいます。

サイクリング向けのレインジャケット

ではサイクリング向けのレインジャケットを選ぶ基準は

1.ジャケット内が蒸れない
2.雨から濡れるのを防ぐ
3.着ない時にコンパクトになるか

この3点が重要となります。

ASSOSのレインジャケットはサイクリストのために作られたレインジャケット。
運動強度やライドスタイルに合わせて4種類から選択することが可能です。


1.長年愛される蒸れないレインジャケット

1つ目はEQUIPE RS RAIN JACKET TARGA / RAIN VEST TARGAです。

よりハードな環境を想定しているエキップシリーズのレインジャケットは3層の生地で雨の中で必要な防水性は持ちながら、透湿性、伸縮性を高めた究極のサイクリング向けレインジャケット。

縫い目は止水テープで保護され内部への水の侵入を防ぎます。またダブルジッパーでジャージのバックポケットへもアクセスが可能。

さらに透湿性を求める場合は、袖をなくしたベストモデルもあります。
腕は濡れますが、身体を雨から守りジャケット内の蒸れを防ぎます。

EQUIPE RS RAIN JACKET TARGA折り畳みサイズ

168g Φ66x180mm

実測値

2.多い荷物も雨から守るロングライド向けレインジャケット

2つめは、GTSレインジャケットS11。
今年から新たに登場したロングライド向けレインジャケットです。

運動強度が高くないことを想定し、雨の中でも体温が下がらないよう少しの保温性を持たせてられています。

脇周り腕には透湿性を高める生地が使用され、上がり過ぎた熱は外へ逃がします。

補給食やリペアセットなど荷物が多くなりがちなロングライドを想定しているため、背中には少しゆとりがあり、荷物を入れても圧迫感を感じません。

MILLE GTS WASSERSCHNAUZE RAIN JACKET S11折り畳みサイズ

191g Φ70x190mm

実測値

3/4.雨、風万能のライトレインシェル

3,4個目はライトレインシェルです。

エキップシリーズとGTOシリーズにラインナップされておりライトレインシェル。
薄い生地で作られていますが耐水/防風/反射全てをこなします。

完全な防水ではないため、長時間の雨や大雨の中や腕など一部は濡れてしまいますが、コンパクトで季節問わず使いやすいジャケットです。

EQUIPE RS ALLEYCAT CLIMA CAPSULE TARGA折り畳みサイズ

150g Φ66x190mm

実測値

MILLE GTO FUCHSRÖHRE SHELL C2折り畳みサイズ

197g Φ73x1165mm

実測値


雨ライドオススメアイテム

容赦なく顔に降り注ぐ雨から視界を守るために黄色などの明るいレンズやクリアレンズがおすすめです。

また背中への跳ね返りや、穴あきサドルの間からかかり続ける路面からの水を防ぐマッドガードなどの取付けも雨ライドを快適にします。

RAIN CAP (レインキャップ)

雨ライドではヘルメットに入った雨水が顔に流れてきます。

ASSOSのRAIN CAPは、RS RAIN JACKETと同じ、浸透性の高いSchloss(シュロス)テキスタイルを使用。
これまでで1番軽量な防水素材で3層構造から出来ており、防水性は高いまま浸透性を向上させています。また、フィット感を高めるために後方への伸縮性も持たせています。

アーチ型のサイドパネルとセンターパネルの3ピースから作られています。
裏側は縫い目を止水テープ加工し額の湿気を吸い取るテリー素材のバンドが設置されています。

GT RAIN GLOVES (GTレイングローブ)

常に雨にさらされ続けると体温の低下や、手のかじかみ、に繋がります。また雨で濡れた素手でハンドルを握っていると滑りやすくなってきます。

ASSOSのGT RAIN GLOVES はウェットスーツなどで使用されるネオプレーンをベースにした3層のNEO WET (ネオウェット)テキスタイルを使用し、操作を行いやすいパームパネルで作られ着用していても縫い目が気になりません。

この素材は雨行うために特別に開発された素材です。適度な量の水分は生地が吸収し、熱を籠らせず、冷やさない体温維持を実現します。

手の平側はシリコン製のモノグラムロゴがグリップし濡れたハンドルでもスリップしづらい。

RS RAIN BOOTIE (RSレインブーティー)

サイクリングシューズは通気性が高く作られています。
しかし雨の中では通気性の良さ=濡れやすさになってしまいます。

雨でのライドの経験がある方はご存知かもしれませんが、シューズの中が水溜まりのようになりとても不快です。
RS RAIN BOOTIEはエアロシューズカバーからインスピレーションを受けこの空力性を備えたレインシューズカバーが開発されました。

画像引用元:ASSOSオフィシャルFACEBOOK(https://www.facebook.com/assosofswitzerland)

通常のレインシューズカバーだと雨の侵入は防げますが、防水性の高さから熱や湿気が逃げず、シューズカバー内が蒸れ汗で濡れてしまう現象が起こってしましますが、RS RAIN BOOTIEは2層からなる防水性と浸透性の高い素材を使用。

外からの雨の侵入を防ぎ、内部からの熱を逃がし蒸れを防ぎます。
またRSラインらしくレースを考えられたデザイン。
エアロカットされたカフに足首から下肢にかけて軽いコンプレッションがかかる設計。

ファスナーは雨の侵入を防げるよう裏向けで設置されています。

またASSOSには足の濡れを防ぐアイテムがもう1つあり、ソックスとシューズの間に身に着けるRSR THERMO RAIN SOCKS(RSRサーモレインソックス)もあります。

RS RAIN BOOTIEと同じ2層の素材を使用していますがシューズカバーでは滑りずらい面を内側にし、シューズとのズレを防ぎ、ソックスでは滑りやすい面を内側にし、ソックスの上から履きやすく滑りずらい面が表に来ることでシューズ内での足のズレを防ぎます。

RSR THERMO RAIN SOCKSは通常のソックスよりも長いカフでデザインされており、1枚目のソックスが濡れないようになっています。

シューズの内側にあるのでシューズカバーで起こりうるクランクやチェーンステーへの擦れリスクを軽減します。

また密着度が高い為、保温性が高く気温の低い時期や気温の低い山頂などで冷えを防ぐことも可能です。

MILLE GT THERMO RAIN SHELL PANTS (ミレGT サーモレインシェルパンツ)

ライド途中での雨ではあまり気にしないですが、雨とわかって出る雨ライドでは足も守ることでさらに快適な雨ライドを行うことが出来ます。

また常に動かす足の冷えはケガへつながることもあり、冷やさないことも重要です。

MILLE GT THERMO RAIN SHELL PANTS(ミレGTサーモレインシェルパンツ)はショーツやタイツなどの上から履くニッカー丈のレインシェルパンツ。

メインの素材はソフトシェル素材を使用し、腰から膝にかけては2層ののNEOS ULTRA(ネオスウルトラ)を使用し、膝下は3層構造のNEOS MILD(ネオスマイルド)を使用。

どちらの素材も防風、防水性を持っており、このシェルパンツを履くことでショーツの濡れを防ぎ、ショーツ内の蒸れを防ぎながら雨で濡れた足に風が当たり冷える現象を防ぎます。

TRAILラインのデザインをベースにショーツの上からでも圧迫感はなく、ファスナーなしでもズレない設計。

ニッカー丈の裾を切りっぱなしにすることでシューズやシューズカバーを脱ぐことなく着用が可能です。

しっかり雨対策をして快適な雨ライドを楽しもう!


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