アソスのパッドはビブショーツのモデルに合わせて異なります。
大きくは「トレーニングやレース向け」のエキップシリーズに使用されるパッドと「サイクリングやロングライド向け」のミレシリーズに使用されるパッドで、厚みや形状を変える事により快適な履き心地をサポートします。

目次

1. レース向けとサイクリング向けの違い
2.痛みの種類からパッドを選ぶ方法
3.6種類パッド紹介

レース向けとサイクリング向けの違い

ある程度ビブショーツを探されている方であればご存知かもしれませんが、ASSOSのショーツに使用されるパッドは、イタリアのパッド専門ブランドサイテックなどで有名な「ERASTIC INTERFACE社」の物を使用していまし。多くのビブショーツブランドが既存のパッドから選ぶのに対し、ASSOSは共同開発したアソスオリジナルパッドを使用しています。


ASSOSのメンズロード向けサマービブショーツに使用されているパッドは全6種類。
つまりサマービブショーツの数だけパッドがあるという事。

レース向け、サイクリング向けそれぞれ3種類ずつラインナップされ、レース向けのモデルは全て厚さが9mm。サイクリング向けのパッドは11mm~21mmの厚さとなっています。モデルにより細かな違いはありますが、同じシリーズであればコンセプトは同じです。

レース向けとサイクリング向け厚さ以外ではどのような違いがあるのでしょうか?


レース向けパッドの特徴

エキップシリーズのビブショーツに使用されているのがレース向けパッド。
レースやトレーニングなどスピードを出そうと思うと、柔らかいクッション性のあるサドルではなく、パワーロスの少ない硬めのサドルを使います。

そのためショーツのクッション性がないと長時間のライドで痛みが出るため、必要最低限の9mmのパッドが採用されています。

パッドの形状は、深い前傾のポジションをとった際に痛みが出ないようクッションが配置されています。

前傾が深い方や、骨盤が寝る方におすすめです。


サイクリング向けパッドの特徴

ミレシリーズのビブショーツに採用されているのがサイクリング向けパッド。
サイクリングやロングライドを楽しもうと思うとスピードよりも快適性を重視し、クッション性のるサドルを使用し、比較的アップライト目なポジションで乗ることが多くなります。

スピードを意識したような深い前傾ではなくアップライトなポジションをとった際に痛みが出ないようクッションが配置されています。

アップライトなポジションで乗る方や骨盤が立ち気味のポジションの方におすすめです。


痛みの種類からパッドを選ぶ方法

ロードバイクを乗っていて起こる痛みでほとんどの人が感じたことのある痛みに

「お尻の痛み」

があります。

お尻が痛いとひとこと言っても人により痛みは様々ですが、大きくは4種類に分けることができます。
痛みの原因別にショーツで解決する(かも知れない)方法をご紹介します。


痛みの種類1:座骨が痛い

痛みの原因として一番多いのはやはり座骨の痛みではないでしょうか。
乗り始めであれば慣れや体の使い方の部分もありますが、ある程度乗っていても痛いという方は

・クッションが足りていない
・サドルに体重がかかり過ぎている

この2点が原因である場合があります。

この場合、ショーツではサイクリング向けのパッドに厚みのあるものを使用すると解決する場合があります。

左:9mmのレース向けパッド/右:アソスで一番厚い21mm GTOパッド

サイクリング向けのパッドは座骨周りにのクッション性が高くなっており、11mm/ 13mm / 21mmから選べます。

また少し骨盤を寝かし、少し前傾寄りのポジションにすることでサドルにかかる体重を減らすことが可能になり痛みが和らぐ可能性があります。


痛みの種類2.尿道が痛い/痺れる

アップライトなポジションの場合少ないですが、前傾が深くなるにつれてサドルにより尿道が圧迫され痛みや、痺れを感じることがあります。尿道の痛みやびれは一般的に穴あきサドルを使用すると解決すると言われていますが、アソスのショーツでも解決出来る場合があります。

左:レース向けパッド/右:サイクリング向けパッド

全モデル共通でアソスのパッドは左右独立してクッションが入っているため穴あきサドルと同じように尿道の圧迫を抑える効果を持ちますが、シリーズによって左右の開いている幅が異なります。

レース向けのパッドは前傾時に、尿道が直接サドルに当たらないよう狭目の間隔。
サイクリング向けのパッドは圧迫を減らすため、少し広めの間隔になっています。

サドルを変えても痛い場合や、お気に入りサドルに穴あきモデルがない場合、アソスショーツを履くことで痛みがなくなる場合があります。


痛みの原因3.お尻の内側の骨/太腿との間が痛い

これは穴あきサドルや表面がラウンドしているサドルを使っている人に多い痛みです。
穴あきサドルは尿道の圧迫を防ぎ、痛みやしびれが出ないようになります。しかし穴の形状によっては、お尻の内側の骨や太腿とお尻の間にある骨(恥骨/恥骨結合)に当たり痛みの原因とります。

前傾が強い場合、サイクリング向けパッドはクッション間が広くサドルに当たる

前傾の深い方に多く見られる痛みであり、クッションの間隔が広いサイクリング向けのパッドではクッションのない間でサドルから直接圧迫される可能性があります。

前傾が強くてもレース向けパッドはクッションで守る

深い前傾でも痛みの出ずらいようクッションのが狭いレース向けのパッドがおすすめです。

痛みの種類4.股ズレ

お尻とは少し離れますが、ロードバイクに乗っていて起こりやすいトラブルといえば股ズレもあります。

ペダリングをしている間は常に、汗をかき肌が柔らかくなった肌とショーツが擦れ続けているため、ライド後に歩くのも痛いような股ズレが起きてしまいます。

股ズレを防ぐには、

・密着度の高いショーツを履く
・シャモアクリームを乗る

がおすすめです。

アソスショーツに縫い合わせられているパッドは、ゴールデンゲートと呼ばれる左右が縫われずにショーツから浮いたような構造になっています。そのため、パッドは体からズレずに密着し続け、生地とパッドが擦れるため股ズレを防いでくれます。

また摩擦を減らすためシャモアクリームを塗ることも効果があります。
今では一般的なシャモアクリームですが、シャモアクリームを初めて開発したのはアソスです。

レース向けパッドサイクリング向けパッド
座骨の痛み
尿道の痛み
恥骨の痛み
股ズレ

パッド紹介

ビブショーツのモデルに合わせてパッドは作られています。
ベースモデルを構造をベースに通気性や、クッション性、速乾性が異なります。


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