今年4年ぶりにモデルチェンジしたCerveloのエアロロードバイクS5。発表より少し早く開幕したツールドフランスから使用し始められました。

7個の2級山岳を上る第10ステージはサイモン・イェーツが勝利し、最終第21ステージでは、上りでライバルを置き去りに下りでリードを拡大。最後逃げ切りワウト・ファンアールトが勝利。
上り、下り、平坦全てで活躍し2ステージのステージ勝利を含む、チーム総合優勝という結果を残し、チーム全体の強さを見せたと同時に新型S5の万能性を発揮しました。

2021年から共同パートナー 6回のグランツール制覇
Cerveloとヴィスマ・リースアバイク(当時ユンボ・ヴィスマ)のパートナーシップは2021年から始まりました。
2023年のグランツール全制覇を含む個人総合優勝6回。300以上のロードレース勝利。シクロクロスやグラベルレースでも多数の活躍を見せています。





よりエアロに。より軽く。 S5が進化

レースで大活躍した新型S5。今までのS5と比較し、見た目の変化は少ないですが、エアロ性能を6.3w削減しさらに107gの軽量化を達成しました。
変化のポイントを5つに絞ってご紹介します。
POINT① 前作と比較し6.3w削減!
エアロロードのS5で最も重要なポイントはより速くエアロ効果を高めることです。
前作と比較し、ヘッドチューブ。フォークの幅が広げることで表面積がアップされ、6.3w 削減されました。
また競合他社と比較した場合でも10.7w削減されています。

POINT② より軽量に-124g
エアロロードは重たいという概念は過去のものです。
ヘッドチューブやフォークの幅が広げられフォーク単体では重量アップしましたが、フレームセット全体(フレーム/フォーク/ワンピースハンドル/シートポスト)では124gの軽量化を達成しています。

POINT③ ワンピースハンドルバー採用
S5の特徴的なV型のステムは受け継がれながら、デザインを一新。ステムとハンドルが一体となったワンピースハンドルバーとなりました。

ハンドルの形状は「プラスフォー」コンセプトが採用され、フード部がドロップ部に比べ4cm狭い、近年主流のフレア形状となり更なるエアロポジション化と安定性を両立します。

さらに固定方法もアップデートされ、軽量化と、作業性がアップし見た目も美しくなりました。
POINT④ ワイドタイヤに最適化
近年ロードレースではタイヤ幅が広がっています。
前作が発売された当時は今ほどタイヤが太くなく、26Cに最適化されていましたが、近年のワイド化を受け、29mm幅のタイヤに最適化しジオメトリーが調整されています。

最大タイヤクリアランスは34mmです。
POINT⑤ 最新規格ハンガー対応
最新規格のUDHハンガー対応。
SRAM XPLRシリーズなどをフルマウントでの固定が可能。また通常のディレイラーハンガーに加え、シマノダイレクトマウントハンガーも付属します。
