アソスのビブショーツはサイクリストが快適にライドを続けられるよう作られていますが、ライドスタイルに合ったシリーズのビブショーツを選ぶことでより快適なライドを楽しむことが可能です。

目次

1. ミレとエキップの違いと特徴
2.痛みの種類で選ぶ
3.おすすめモデル紹介

アソスのビブショーツはモデルが多く、何を選べばよいか分からなくなりやすいですが、大きくは二つのシリーズに分かれており、その中で3モデルに分かれているイメージです。

そのため、シリーズが決まればモデルは決まりやすくなります。


2つのシリーズ

2のシリーズにはサイクリング、ロングライド向けの「ミレ シリーズ」とレース、トレーニング向けの「エキップ シリーズ」があります。
大まかにサイクリング向け/レース向けといっていますが、レースに出ないから「ミレ シリーズ」、レースに出るから「エキップ シリーズ」と選ぶと本来の快適性が発揮できない可能性があります。

それぞれのベースモデルである「ミレ GT ビブショーツ C2」と「エキップ R ビブショーツ S9」を比較。一見同じような形に見えますがどれだけ違いがあるのでしょうか。


基本構造

生地や、パッドの厚み、フィット感は異なりますが基本構造はどちらも同じとなっています。


異なる点①:生地とフィット感

ミレGTに使用される生地(タイプ.443)は少しグレーに近いブラックで、伸縮性に優れ圧迫感のない密着性を持ちます。

対してエキップRに使用される生地(タイプ.429)はツヤのあるブラックをしており、伸縮性もありますが、コンプレッション性が高くなっています。

コンプレッション性は、生地だけでなくフィット感の違いにもなりますが、伸縮性はミレGTの生地が高く、エキップRの方がコンプレッション性が高くなっています。


異なる点②:パッドの厚みと形状

左:エキップRパッド 右:ミレGTパッド

パッドの厚みはミレGTが11mmエキップRが9mmと2mmの差があります。
それぞれ想定しているライダーが異なり、ミレGTはサイクリングを楽しめるようクッション性の高い11mmのパッドを使用し、レース向けのエキップRは力の逃げないダイレクトなペダリングができるよう9mmと少し薄いパッドを使用しています。

パッドの形状も異なり、ミレGTは長時間楽に乗れるアップライト目なポジションで快適になるよう、な形状になっています。
エキップRはスピードを求め、深い前傾になるライダー向けに深い前傾で快適性が保たれるような形状になっています。

パッドについてさらに詳しくはこちらをご覧ください。


異なる点③:ビブストラップ

ビブストラップはどちらもXフレーム構造をしていますがビブストラップも使用されている生地が異なります。

ミレGTはストラップを肩にかけても、痛くならないよう伸縮性が高く、自転車を降りた後でも圧迫感を感じにくい作りとなっています。対してエキップRのビブストラップは肩が痛くならないよう伸縮性がありますが、ライド中にしっかりと安定するようコンプレッション性が高くなっています。そのため、自転車を降りた直立の状態では少し窮屈な感じがあります。


シリーズの選び方

違いについてわかったところで、選び方についてです。
「パッドは何が違う?」で詳しい説明はしていますが、痛みの出るポイントから選ぶことをおすすめします。

例えば、長時間座っていると座骨が痛くなる。という痛みでしたら、パッドの厚みがあるミレシリーズがおすすめですし、下ハンドルを持った場合や、エアロポジションをとった際に痛みや圧迫感を感じる場合は、エキップシリーズがおすすめです。

自転車で目的地に向かい、散歩や観光、写真を撮影するなど降りた時間を一番楽しみたい方は、ミレGTビブショーツのストラップがないモデルもおすすめです。

主なお尻の痛みに対するおすすめビブショーツ

エキップ R ビブショーツミレ GT ビブショーツ
座骨の痛み
尿道の痛み
恥骨の痛み
股ズレ

おすすめのモデル

ミレシリーズとエキップシリーズから2モデルずつ、おすすめのビブショーツをご紹介します。

ミレシリーズ

ミレ GT ビブショーツ C2

アソス ビブショーツの元となるベースモデルにあたる、「ミレ GT ビブショーツ C2」
11mmパッドと圧迫感のないレギュラーフィットで長時間のライドでも履いていて不快感を感じさせません。


ミレ GTS ビブショーツ C2

アソスビブショーツで一番売れているミレGTSビブショーツは、パッドが13mmとミレGTよりも2mm厚くより快適なクッション性を得られます。生地もロングライド用に開発された肌触りがよく伸縮性の高いオシディアを使用しています。


エキップシリーズ

エキップ R ビブショーツ S9

エキップシリーズのベースにあたるモデルの「エキップ R ビブショーツS9」
エキップシリーズ共通の9mm厚パッドに、毎日練習で使っても耐えうる高い耐久性とトレーニングをサポートするコンプレッション性を併せ持った生地を使用しています。


エキップ RS ビブショーツ S11

新たにS11世代へと進化した「エキップ RS ビブショーツ S11」
構造は同じですが、生地のパターンや、パッドの形状を変更することにより、今まで以上の追従性を発揮します。
生地もよりコンプレッション性が高くなり、脚に密着します。


この他にも、ウルトラロングディスタンス向けのビブショーツや、太ももにポケットがついたモデルなどアソスビブショーツは多くのモデルがあります。

最適なビブショーツを見つけて、快適なライドを楽しんでください!

アソスのビブショーツ 全モデル紹介はこちらから。


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