今回は埃の舞うドライコンディションの中、MTBライドでのテストライドへ。
ギア1枚軽い?!
セラミックスピードはドライブトレインの抵抗を減らしスピードアップ(もしくは今までのスピードでライダーへの負荷を軽減)を維持してくれます。ってのが本当に体感できるから驚き!
実際に装着してその辺で走り出した時に「ん?いつもよりギア軽いか?」と思ったくらい。
日曜はスプリント的な乗り方、月曜はリカバリー的なほどほどに登りのあるルートへ。
感覚的にはクランクが2時半-4時半辺りのところが特に軽く感じます。自分の場合踏んでいく方が多いので、特に感じるのがトルクがかかる部分の楽さですね。
トレイルの登りで足にくるところの負担(長く乗るとモモ辺りが攣りそうになるのが軽減されそう)がなくなりそうで楽に長く楽しめそうです。そして、レースではペダリングが軽くなった分のパワーをスピードに変えていける感覚。
ナイス変速性能!
日曜はレース。
スタートダッシュから1コーナーまでの4mの間にフルトルクで1つ、立ち上がって2つ一気に、そしてジャンプ着地と同時に1つ、しかもトルクがかかった状態での変速を繰り返しました。
変速性能は良いです。変速性能が上がったとは感じませんでしたが、純正のままというのが素直な印象。
今日もトレイルを登りダッシュしてきましたが、変速ストレスはゼロ!
変速性能が悪くなるのではないかと気になる方も多いと聞きますが‥
そもそも「ビッグプーリーは変速が悪くなる」なんて話しが出てきたの自体、セラミックスピードがOPSWをリリースしたずいぶん後に似た商品が出てきたタイミングではないでしょうか。
セラミックスピードのOSPWが変速性能を落とさない理由は色々ありますが、触って感じるのは特にプーリーケージの剛性の有無が大きな理由かと思います。
実際に手で捻じるように力をかけてもしっかりしてる。
セラコートされてて見えないけど、ケージはカーボン製。
ビッグプーリーはプーリーが大きくなるためプーリー間の距離が広くなる+プーリー中心のボルトからチェーンまでの距離が遠いため捻れる力が大きくなる+フロントシングル化でチェーンライン幅が広くRメカは正しい方向を向く必要がある。
ココをセラミックスピード社以外はどこまで考えられているか、ということではないかと。
実際に使うと、単にプーリーを大きくすればいいってもんじゃないというのが体感できます。
さて、その『セラコート』とは?
米軍も公言しているオフィシャルのコーティング剤だそうで。
高熱に強く銃火器や軍用機など幅広く施工されています。
モーターサイクルの世界では、コーティング剤としてエンジン内部のピストンヘッドに施工されたり、過酷な環境に晒される場所に特に多く施工されます。
セラコートの特徴は 硬度、腐食保護、潤滑性、耐衝撃性、密着性、耐摩耗性、柔軟性が特に優れています。
プーリーは常にチェーンと常に接しているし、プーリーケージは泥や場合によっては岩等へのヒットも考えられます。
プーリーはアルミ製、プーリーケージはカーボン製。それぞれにセラコート加工が施されています。
特にアルミプーリーはできることなら保護したい、でも軽量化などを考えると素材の変更は難しい。
前輪と後輪で巻き上げる砂埃、雨や泥‥ダートで使うなら砂や泥が噛んでくるのは絶対避けられないけど、そんなコンディションでも有効なのが『セラコート』なのです。
※レイン・マッドなどよりハードなコンディションでライドをして、次回のご紹介に繋げられればと思います。
OSPW Xシステム 『X』とは?
これは2019年にSRAM社の1xシフトに対応させるべく、プーリーの一部をナローワイド化することで、10Tから52Tと幅広いスプロケットに対してチェーンをサポートし安定したシフトを提供できるシステムが『OSPW X』です。
たまに暴れる路面でプーリーからチェーン外れたりしませんか?
OSPW Xにすることでチェーンアングルがゆるくなって、さらにこのプーリーのナローワイド化でその点も一切不安の無いライドが楽しめました。
Rメカのテンションを3箇所変更できるのですが、日曜のレースもあってHard(一番テンション強い)で使用しました。このシステム自体チェーンのコマの動きを小さくしてかかるテンションも弱くする狙いもあるので、次のライドではテンションの調整も行ってみたいと思います。
OSPW = ビッグプーリーだよね?
そう、他社の大きなプーリーが付いているものも含め総称して「ビッグプーリー」と言われています。
ビッグプーリーといっても色々ありますが、セラミックスピードじゃないといけない理がハッキリあります。
下のボタンからリンク先をご確認ください。
こちらのタイプのライダーにオススメ!
①グラベルを楽しみたい。MTBトレイルを自走で登って楽しみたい方。
②ガチMTB(XC/ロング/エンデュランス)レーサー or グラベルレーサーな方。
結局ダートを楽しむほぼ全ライダーにオススメする形になりますが、下手な軽量化より圧倒的に、そして劇的な変化が感じられます!
もう変えるとこないわーとか、ペダリング区間に楽さを求める方には絶対お勧めしたい製品です。
限定版セラコートOSPW Xシステムには、オフロードに合わせた3種類のマット仕上コート
カラー(セラコート)
・ブロンズ
・ガンメタル
・グリーン
対応コンポーネント
・SRAM Eagle AXS
・SRAM Eagle Mechanical
・Shimano XT/XTR (S12)
価格 ¥129,800-(税込)