しっかりスピードも出ながら快適で安心な35Cのワイドチューブレスロードタイヤ登場!

軽量なチューブレスタイヤ「SES ROAD TIRE」の35Cモデルがついに登場しました!

ロードバイクといえば細いタイヤがメジャーでしたが、近年23C→25C→28Cと標準とされるタイヤのワイド化が進んでいます。
ワイドなタイヤと聞くとクロスバイクやグラベルタイヤをイメージしますが、SESタイヤの35Cは快適かつしっかりとスピードも出せるロードタイヤです!

ワイドタイヤのメリット

そもそも、なぜワイドタイヤが主流になってきているのかですが、

乗り心地と転がり抵抗がよくなる

からです。

タイヤが太くなることで乗り心地がよくなるのはイメージできますが転がり抵抗が下がるのは驚きです。

今までは細いタイヤで高圧な方が転がり抵抗がよいとされてきましたが、これは正しくもあり、間違いでもあるというのが近年の研究で明らかとなりました。細く高圧な方が抵抗が下がるというのは、トラックなどの綺麗な路面であればという結果だそうです。

実際にロードバイクで走行する道はアスファルトで出来ており凹凸があり、細く高圧なタイヤだとバイクが跳ねロスに繋がるため、実際のアスファルトではワイドで低圧なタイヤが効率的だとされています。

またワイドになることでグリップ力も向上し、下りのコーナーでも安定した走行が可能になります。

まとめると

それぞれメリットとデメリットがありますが、総合的に28C~30Cあたりがレースでは主流となっています。


レースに出ないライダーにおすすめなのは?

コースにもよりますがレースでは28C~30Cが主流となっていますが、レースに出ないライダーはどのサイズを選ぶのがよいのでしょうか。

フレームのクリアランスにもよりますが、ロード向けの30C以上のタイヤがおすすめです。特に33C以上になるとロードバイクとは思えないほどの振動吸収性、グリップ力による快適性を得ることが出来ます。

せっかくワイドタイヤを使用してもグラベル系のスリックタイヤや、ツーリング向けのタイヤなどは、重量が重くなりやすく転がり抵抗も重たくなってしまいます。

ENVEは30C以上で3サイズ

ENVEのロードタイヤは25Cからラインナップがあり、「25C/27C/29C/31C/33C/35C」と30C以上のサイズが3種類もあります。

この度SESタイヤの最大サイズ35Cが日本に初到着しました!


35Cを製品チェック!

カラーは今までのサイズと同じようにオールブラックとサイドスキンのブラックxタンの2種類です。

35Cとなれば重量が増えそうと思い、各カラーランダムに10本ずつ計測してみました。

気になる10本実重量平均の結果は…

オールブラックが10本平均318g
ブラックxタンが10本平均306g

ロードタイヤで考えると重く見えますが、タイヤ幅は35C。
他社と比較しようとしましたが、同じ35Cのロードタイヤがほとんどなく、有名メーカーの近しいタイヤの重量をチェック。

A社ロード向け32Cタイヤ① 285g
B社ロード向け32Cタイヤ② 320g
C社ロード向け35Cタイヤ 458g
D社グラベル向け35Cスリックタイヤ①340g
D社グラベル向け35Cスリックタイヤ②400g

他社はカタログ値ですが、35Cとしてはかなり軽量に見えます。


35Cに乗った感想

実はスタッフ2名が4月のシーオッタークラシックでフレイに装着されていた35Cに試乗していました。


グラベル/MTB好き スタッフの感想

MTB乗りの自分にとってロードに乗る際に不安な点がありましたが、この35cのロードタイヤはそれを解決してくれました。
いくら太くなってきたとはいえまだまだ細いロードタイヤ。正直オンロードでのコーナーに不信感がありましたが、流石にここまでくると逆に攻められそうな感覚さえ持てます。
自分の場合はロードレースに出るということはなく、求めるものは安定感と速さのバランス。
ENVEの推奨空気圧は低いと最初は感じたが、ペダリング・路面の少しのギャップがリズム良くて前に進む感覚が感じられます。
少しのダートなら走れてしまう(タイヤカットには注意)気楽さが最高に楽しいし、可能性が広がるタイヤサイズ。



ロード好きスタッフの感想

タイヤを始めに見ていなければ35Cのタイヤが装着されていると気付かないほど走りが軽く、今まで使用していた29CのSESタイヤと走りの軽さはほとんど変わらない感覚で走れました。
段差や未舗装路も今までのロードの感覚と異なり、明らかに振動を吸収してくれるため身体へ振動が伝わらず、長時間のライドでも体が疲れにくそうだと感じます。

またこれだけワイドになるとグリップ力もかなり高くなっており、Uターンのようなコーナーやスピードの出た下りでのコーナーでも常にタイヤが地面に吸い付き強い安心感を感じられました。


しっかりスピードも出ながら快適で安心なタイヤ

35CでもENVEのSESの名を汚さない走り心地のSESタイヤ。
フレームクリアランスによっては使用できない物もありますが、フレームが対応している方はあの快適性を体感していただきたいです!

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