幸運にもENVE(エンヴィ)のグラベルバイク「MOG」に乗る機会をいただいたので、
早速そのインプレッションをお届けします。
インプレッション/Photo:佐野淳哉

これまでいくつものグラベルバイクを試乗してきましたが、
このMOGは単なる「機材」という枠を超え、こちらの予想を軽々と上回ってくるバイクでした。
セットアップと第一印象
今回試乗したのはサイズ58。 身長に対して「少し大きいかな?」と思いながら梱包を解きましたが、
いざ跨ってみると意外にもしっくりくるサイズ感でした。
調整したのはサドル周り(高さ・後退幅・角度)のみ。ハンドル周りの高さや角度はあえてそのままのセッティングで走り出しました。
スペック備忘録
- ホイール: ENVE SES 4.5
- タイヤ: ENVE HEX GRAVEL
- サドル: セライタリア × ENVE コラボモデル SLR
- コックピット: ENVE(ステム・ハンドル)
- コンポーネント: SRAM RED × ROTOR チェーンリング × QO クランク
- アクセサリー: RESTRAP(バッグ)、KNOG(ライト)、FIDLOCK(ボトル)、クランクブラザーズ(ペダル)
- シューズ: GIRO GRITTER
サドルは踏み込みやすさを重視し、やや前乗りの「前下がり」にセッティング。
ハンドル高はロードバイクに比べるとかなり高く感じましたが、
この「コンフォートな高さ」が後に自分のロードバイクのセッティングを見直すきっかけになるほど、
最高に気持ち良かったのです。

オンロード:路面を「滑る」ような乗り心地
走り出してまず驚いたのは、その乗り心地の良さです。
タイヤの影響もありますが、嫌な硬さが一切ありません。
初速が爆発的に速いタイプではないものの、
一度スピードに乗るとそこからは「フワーッ」と浮いているかのように進んでくれます。
路面からの突き上げが本当に気にならず、大きなギャップもロードバイクとは比較にならないほど快適にいなしてくれます。それでいて、パワーロスしている感覚は皆無。
今回は大型のバッグを装着していましたが、
その重量を感じさせないグラベルバイクとは思えない軽さには驚かされました。


スノー・グラベル:HEX GRAVELタイヤの本領発揮

今回の試乗で最もエキサイティングだったのが、雪の積もったグラベル区間(約5km)です。
積雪は5〜10cmほど。
タイヤの真価を試す絶好のチャンスでした。


使用したタイヤ**「ENVE HEX GRAVEL」**は、その名の通り6角形のブロックパターンが特徴です。
- 雪道でもしっかり路面を捉えるグリップ力
- しなやかに変形し、コーナーでも怖くない安心感

ENVEのタイヤは総じて柔らかめで路面追従性が高いのですが、
このHEX GRAVELは未舗装路はもちろん、
オンロードでも転がりが軽く、どこへ行くにもこれ一本で安心だと思わせてくれます。
総評:あの頃のワクワクを取り戻すバイク
約2週間じっくり乗り込みましたが、MOGは「スピード」を追求しながらも、
自転車本来の楽しさを一切損なっていないバイクです。
知らない道へ迷い込んでみたり、
草むらに突っ込んでいったり……子供の頃に感じたあのワクワク感を思い出させてくれました。
このバイクに荷物を満載し、TTバーを付けて「冒険」に出かけたら、きっと最高に楽しいはず。
MOGは、大人を少年に戻してくれる、そんな一台でした!


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