チューブレスタイヤを保持するビードロック

ENVEホイールに採用されている「ビードロック」は、チューブレスタイヤを確実に保持するための重要な設計です。このビードロックは、ホイールのリム内側にある微細な突起のことを指します。タイヤがビードロックの位置に固定されることで、空気圧が低下した際にもタイヤのビードがリムから外れることを防ぎ、安全性と走行性能を向上させる役割を果たします。


なぜビードロックが必要なのか?

チューブレスタイヤは、その特性上、タイヤのビードがリムにしっかりと密着している必要があります。しかし、ライド中に急激な負荷や空気圧の低下が発生した場合、タイヤがリムから外れるリスクがあります。ビードロックは、こうした状況でもタイヤをリムに固定することで、タイヤ脱落による事故や不安定な走行を防ぐ設計です。

また、ビードロックの存在により、空気圧を適正範囲で維持することができます。これにより、安定した走行性能が確保され、ライダーは安心して様々なコンディションで走行を楽しむことができます。


チューブレステープを1重で巻く理由

チューブレステープを一重で巻くことは、ビードロックの効果を適切に引き出すために必要です。
二重巻きをしてしまうと、段差が埋まってしまい空気圧が低下した際にタイヤがビードから落ちてしまう可能性が高まります。

そのため、ENVEではチューブレステープは一重となっています。