ENVEのホイールは、無塗装で化粧層も持たないという他にない特徴を備えています。この仕上がりは、ENVEが持つ高い技術力と、ものづくりへの徹底したこだわりによって実現されたものです。
多くのカーボンホイールメーカーでは、カーボン整形後に表面を研磨し、その上から塗装を行います。この工程はカーボン整形の難しさを補うためのもので、見た目の美しさを演出する一方で、塗装により重量が増したり、研磨によるバランスの悪化といったデメリットも生じます。
ENVEが実現する無塗装製法
一方、ENVEは無塗装で製品を仕上げる独自の技術を持っています。その理由は、金型の極限までの研磨と徹底した洗浄によるものです。オートクレーブ成形後にゴミが付着しないよう金型をピカピカに研磨し、さらに積層前にも洗浄を行うことで、整形時の精度を極限まで高めています。
無塗装製法のメリットとデメリット
メリット
– 余分な塗装がないため軽量である
– 整形精度が高いためホイールバランスが優れている
– 独特の風合いがあり、他にない個性的な仕上がり
デメリット
– 無塗装のため細かい傷が初めから存在する
– デザインが揃わない
デザインが揃わないことはデメリットではありますが、これを1点ものとして個性や味として楽しむことも可能です。細かな傷や独特の風合いはENVE独自の製造過程が生み出す特徴であり、量産品にはない特別感を求める方にとっては魅力的といえるでしょう。
ENVEの技術力の高さ
ENVEのこの技術力は、他のカーボンホイールメーカーと一線を画す品質を生み出しており、細部へのこだわりが際立っています。無塗装という選択が可能なのは、整形技術と精密な製造プロセスがあるからこそです。その結果、見た目の美しさと性能の両立を実現しています。