SES4.5年内最後の入荷!正しいリムハイトは?リムの中身はどうなっている?ちょっとした疑問を解決

入荷後すぐに完売してしまうSES4.5が再入荷!こちらの分が年内最後となっております!

ポガチャルの歴史的な活躍もあり注目度の高まったENVEのホイール。特に多くのレースで使用されていたSES4.5は国内でも大人気のホイールとなりました!

先日、SES4.5について話していると本国の資料にはリムハイトが2種類あるという話になり、F:49mm/R:55mmと書かれているものF:50mm/R:56mmと書かれているものどっちが正確なのかと話題にになりました。

気になれば実測!

SES4.5のリムを前後用意し、計測してみました。

気になる結果は…

フロント

50.79mm

リア

56.46mm

リムのデカールにも記載されている

フロント50mm
リア56mm

が正しそうです!

せっかくなのでリムの内部や断面からもSESを見てみした。

なんといっても内部がキレイ!

通常、カーボンパーツを作成する場合、ブラッダーという風船のような物を入れ膨らまし、金型に押し付けます。そして焼く段階で溶かしてしまいますが、ENVEでは溶かすのではなくそのまま取り出す技術を持っているため、内部に余計な物を残さずにリムを作成することができます。

内部がキレイということは、余分なものがなく、軽量化、ホイールバランスの均一化に貢献します。

またニップルホールにも注目。一般的にニップルホールはホイール焼き上げ後、ドリルでニップルホールを作成します。そのためカーボン繊維を切ることになり、強度が低下してしまうため、リムに厚みを持たせて強度を維持します。

しかしENVEはリムを焼くタイミングからニップルホールを作成するため、カーボン繊維を切る必要がなく強度が維持できるため厚みを薄くすることができます。スポークテンションをかけるためニップルホールの位置のみ少し厚みを持たせられており必要なところに必要な厚みだけを追加することで重量増を最低限に抑えられています。

一世代前のSESではフックドリム/フックレスリムとの違いがありますが、ニップルホールの厚みも異なっています。
一世代前ではリム全体が少し厚くなり、現行ではニップルホール部のみが厚くなっています。

左:現行SES / 右: 旧型SES

ENVEでは重量など数値化できる点では他社よりも劣っているように見えてしまいますが、リムの形状や、製作工程、試作品の作成スピード、多くのテスト回数により、数字以上の乗り心地を体験することが可能です。

年内最後の入荷で僅かに在庫も残っておりますので、ご興味のある方はENVE取扱店にお問い合わせください!

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