【インプレ編】SES4.5 TPU/ SES4.5チューブレス乗り比べ!実際に違いはわかるのか?

この記事は、
【取り付け編】チューブレスはめんどくさい?なら“TPU+ENVE”がちょうどいい。
の続きとなります。

【取り付け編】ENVE SESには興味はあるけどチューブレスにネガティブな気持ちを持っている人に知ってもらいたいこと。

SES4.5をはじめ、ENVEのSESはチューブレス専用と思われがちですが、

SESはTPUチューブに完全対応

です。

こちらは前回もご紹介しましたが、一般的に言われているチューブレスとTPUチューブのメリットデメリットをまとめです。

 
メリット
デメリット
チューブレス
・乗り心地が良い
・空気圧を下げることができる
・パンクをしてもシーラントが塞いでくれることがある
・グリップ力が高い
・メンテナンスが必要
・ライド中シーラントで防げないパンクが面倒
・タイヤが太くなるとシーラント量が増え重量増
TPUチューブ
・セットアップが簡単
・メンテナンスフリー
・重量が軽い
・乗り味が固くなる
・空気圧があまり下げられない
・走行抵抗増

そこで今回は、

ENVE MELEEに

 ・SES4.5 SESタイヤ(27C)をチューブレスでセットアップ
 ・SES4.5 SESタイヤ(27C)をTPUチューブでセットアップ

しかし、本当にTPUとチューブレスの違いって実際乗ってみるとわかるの?というのが気になるポイントではないでしょうか。

全くの同条件で簡単な比較ライドを行い、実際に違いがわかるのかをチェックしてみました。

ブラックロゴにTPUチューブ、ホワイトロゴはチューブレスでセットアップされています。

セットアップしたスタッフ以外はどちらがチューブレスで、どちらがTPUチューブかわからない状態でライドを始めました。

気になるライドに出た二人の結果は…

結果
二人ともチューブレスがどちらか当てることができました!

チューブレスだけ乗ると少し硬いかな?くらいでしたが、乗り比べてみると振動吸収性で差があり、チューブレスはタイヤが路面のギャップを吸収してくれているような感覚で、TPUはカタカタと振動をそのまま伝わってくるような印象です。

やはり、TPUチューブも使用できますが、やはりチューブレスの乗り心地は抜群。大きな差があります。さらに今回は同条件にするため70PSI(4.8BAR)と高い空気圧で乗りましたが、本来であればさらに低い空気圧になり乗り心地は大きな差になるでしょう。

ですが、チューブレスの快適性を知らない状態で乗ると、固さが気になるといったこともないはず。もっとしっかり2種類とも乗り込んでいけば、さらなる違いが見つかるかもしれませんが、シーラントへのネガティヴな気持ちだけでSESの走行性を諦めるのは勿体無いと思います。

なのであれば、TPUチューブを使用しSES走行性を楽しむことをおすすめします。

テストしたスタッフのコメントをまとめましたので一意見として参考にしていただけたらと思います。


スタッフA
普段からチューブレスに乗っていますが55PSIほどで乗っているので、70PSIで乗って違いがわかるか不安でした。

まずTPUチューブに乗り路面の振動が伝わってくるのが、TPUチューブのせいなのか、空気圧のせいなのか分からなかったですが、同じ70PSIのチューブレスに乗ってみると振動が滑らかになり、やはり違いが大きいなと思いました。

しかし、クリンチャーからの移行では大きな差にならないのではと感じる点と、出先でのシーラントの煩わしさを考えるとTPUの選択肢もありなのではと感じました。


スタッフB
どちらかチューブレスか知らされずに試乗し、違いがはっきりと分かりました。
路面のコンディションが悪い場面では特にチューブレスが優位になると感じます。チューブレスは路面の凹凸に追従している感覚があり、視覚以外の情報が瞬時に伝わるので安心して走行できます。 

逆にTPUは、この情報が少し薄い気がします。
何となく硬いような感覚があるので、砂が浮いているような場所ではスリップするのではと少し心配がありました。
速さについてはわからないですが、普段使いはTPUでも良いのではないかと感じました。
レースや、ロングライドなどグリップ力や軽快さを求める場面ではチューブレスが優位になると思います。


TPUチューブのまとめ

今回セットアップから比較テストまでを通して、TPUのメリット、デメリットがわかりました。
「乗り心地」を取るか、「メンテナンス性」を取るかでがチューブレスとTPUチューブの分かれ目。

チューブを使用する際の注意点

・クリンチャータイヤ使用不可。フックレス対応のチューブレス or チューブレスレディタイヤのみ使用可。
・空気圧は、ホイール・タイヤどちらの最大空気圧も超えてはいけない
・確実にビードを上げる

これらに注意すれば安全にご使用いただけます。

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