2026年のツール・ド・フランスは、第6ステージまでを終えました。
UAE Team Emirates-XRGは、第2ステージでイサーク・デルトロ、第3・第6ステージでタデイ・ポガチャルが勝利。序盤から総合争いの中心に立っています。
その足元で選ばれているのが、ENVE SES 4.5 PROです。
第1ステージは、最後の上りを考えたホイール選択
開幕ステージは、19.6kmのチームタイムトライアル。
今大会のチームタイムトライアルでは、従来のようにチームの4番目の選手のタイムではなく、各選手がフィニッシュしたタイムが個人総合成績に反映されました。
総合を狙う選手にとって、最後まで自分のタイムを削る必要があるステージです。
UAE Team Emirates-XRGは、発表されたばかりのSES PRO 100とSES PRO DISCを基本の組み合わせとして使用。
一方、終盤の上りに備え、ポガチャル、デルトロ、アダム・イェーツはフロントにSES 4.5 PROを選びました。
SES PRO 100から変更することで、カタログ値を基準に228g軽量化。高速区間の空力を確保しながら、最後の上りで加速しやすい構成です。
ポガチャルは首位のヨナス・ヴィンゲゴーから12秒差の3位で初日を終えました。
第2ステージはデルトロがツール初勝利
第2ステージでは、終盤までブランドン・マクナルティが長く先頭を牽引。
デルトロとポガチャルの脚を残し、最後の勝負へつなげました。
デルトロが先行すると、ポガチャルは後方のヴィンゲゴーを確認。ライバルが遅れたことを見極め、そのままデルトロへ勝利を譲りました。


ツール初出場のデルトロが、初勝利を獲得。UAE Team Emirates-XRGはワンツーフィニッシュを決めています。
ポガチャルは専用ハンドルを使用するY1RSですが、デルトロはV5RSを使用し、ENVEのSES AERO PRO ONE-PIECE BARを使用していました。

第3ステージはSES 4.5 PROでポガチャルが勝利
続く第3ステージでは、前日とは役割が入れ替わりました。
デルトロのアシストからポガチャルが加速し、2級山岳のフィニッシュで今大会初勝利。
この日も使用されたのがSES 4.5 PROです。
フロント49mm、リア55mmのリムハイトと、前後1,295gの重量を組み合わせたオールラウンドホイール。
集団内や高速区間では空力性能を活かし、勾配が上がれば軽さを使って加速できます。
平坦から山岳フィニッシュまで、ひとつのホイールで走り切れることがSES 4.5 PROの強みです。
第6ステージでライバルを大きく引き離す
第4・第5ステージでは総合争いに大きな動きはなく、レースは本格的な山岳決戦へ進みました。
第6ステージでは、ポガチャルがライバルに2分以上の差をつけて独走。今大会2勝目を挙げ、総合争いでも大きくリードしました。
SES 4.5 PROは、上りだけのための軽量ホイールではありません。
山岳へ入るまでの巡航、集団内での位置取り、下り、勾配変化への加速まで、ステージ全体で速さを支えます。
最後の上りへ脚を残し、勝負所で一気に加速する。ポガチャルの走りに必要な性能を、SES 4.5 PROが支えています。
未発表の高ハイトSESも確認
第4・第5ステージでは、今年のルール改正に合わせて変更されたSES 6.7 PROを使用されているところを目撃されました
GCNでは、フロント59mm、リア65mmハイトと紹介されています。
詳細な仕様は未発表ですが、平坦や高速ステージでは深いリム、起伏や山岳ではSES 4.5 PROと、コースに合わせた使い分けが行われていそうです。
まとめ
ツール・ド・フランス2026の序盤では、SES PRO 100、SES PRO DISC、SES 4.5 PROがコースに合わせて使い分けられています。

その中でもSES 4.5 PROは、上りを含むチームタイムトライアル、第3ステージの山岳フィニッシュ、第6ステージの山岳決戦で選ばれました。
前後1,295gの軽さと、49mm・55mmのリムハイトによる空力性能。
平坦で速度を保ち、上りでは素早く加速する。そのバランスが、総合優勝を狙うUAE Team Emirates-XRGの走りを支えています。

