ENVEプロダクトマネージャーのAJ・ターナーが、新たに登場したG SESホイールシリーズを紹介。
G SESは、44mm以上のタイヤを中心に、現代のグラベルで速く走るために開発されたホイールシリーズです。

グラベルレースは、確実に速くなっています。
荒れた路面を安定して走るだけでなく、舗装路の移動区間、吹きさらしの高速区間、長い登り返しまで、ひとつのホイールに求められる性能は広がっています。
ワイドタイヤによる安定感とリム打ちパンクへの強さを活かしながら、高速域での空気抵抗を減らす。
G SESは、グラベルでも太いタイヤで速く走るためのホイールです。
この記事はこんなライダーにおすすめ
・44〜50mm前後のタイヤでグラベルを速く走りたい方
・高速グラベルレースで巡航速度を保ちたい方
・安定感とエアロ性能を両立したい方
・グラベルでもホイールの空力性能にこだわりたい方
G SESは、細いタイヤで速く走るロード用ホイールではありません。
現代のグラベルで使われるワイドタイヤを前提に、スピード、安定性、効率を高めるためのホイールです。
ワイドタイヤを前提にしたエアロ設計
グラベルでは、44〜50mm前後のタイヤを使うライダーが増えています。
大容量タイヤは、荒れた路面での安定感を高め、ハイスピードで岩や轍を越える際のリム打ちパンクを抑えやすくします。

一方で、タイヤが太くなるほど空気抵抗は増えやすくなります。
G SESは、タイヤ幅に合わせてリム幅を広げ、タイヤからリムサイドへ空気がつながりやすい形状を採用しています。

ワイドタイヤの安心感を活かしながら、高速域でも速度を保ちやすい。
ここがG SESの大きな価値です。
G SES 6.7 PROは、最速を狙うためのモデル
G SES 6.7 PROは、ラインナップの中で最もスピードを重視したモデルです。

リム内幅は35mm。
フロント60mm、リア67mmのディープリムを採用し、44mm以上のタイヤに最適化しています。

44〜48mmタイヤ装着時には、標準的な25mmハイトのグラベルホイールと比較して、空気抵抗を最大15%削減します。

長い高速区間では、少ない力で速度を保ちやすくなります。
毎分ごとのワットの節約が、レース後半の余裕につながります。
G SES 4.5 PRO / 4.5は、速さと扱いやすさのバランス
G SES 4.5 PROとG SES 4.5は、幅広いグラベルコースに対応するモデルです。

リム内幅は30mm。
リムハイトはフロント49mm、リア55mmです。

最小適合タイヤ幅は40mm。
44〜48mmタイヤ装着時には、標準的な25mmハイトのグラベルホイールと比較して、空気抵抗を最大12%削減します。

6.7 PROほど深いリムではないため、登りや加速、ハンドリングの軽さも残しています。
アップダウンのあるコースや、テクニカルな区間を含むレースでも扱いやすい。
スピードと操作性を両立したいライダーに適したホイールです。
PROラインは、レースで必要な性能から生まれる
ENVEのPROラインは、トッププロアスリートとの開発から生まれます。

目的は、レースで明確なアドバンテージになる製品を作ること。
その性能を、一般のライダーにも届けることです。


G SES 6.7は、ディープリムと35mmのワイドな内幅を持つため、重量面の課題が生まれます。
その課題をクリアし、レース機材として競争力のある重量に仕上げるため、PROスペックのみで展開されます。
G SES 4.5には、PROとスタンダードの2種類を用意。
どちらも同じリムを使い、ハブ、スポーク、ニップルの違いで選べるラインナップです。


エアロ性能を変えずに、目的や予算に合わせて選びやすくしています。
荒れた路面に耐える、ENVEのオフロード設計
G SESは、エアロ性能だけを追求したホイールではありません。
グラベルでは、石、轍、段差、連続する衝撃にホイールがさらされます。
そのため、ロードとは異なる強さが必要です。

G SESには、ENVEのMシリーズで培ったワイド・フックレス・ビードの考え方を採用しています。

リムエッジを幅広く、丸みを持たせることで、衝撃が一点に集中しにくくなります。
これにより、リム打ちパンクのリスクを抑えやすくしています。
さらに、MTBホイール用に開発した衝撃テストをグラベル用に応用。
一度の大きな衝撃だけでなく、繰り返しの衝撃にも耐えるホイールとして作り込んでいます。

荒れた路面でもラインを選びやすく、レース後半まで安心して踏み続けやすくなります。
まとめ

ENVE G SESは、44mm以上のワイドタイヤを前提に作られた、グラベル専用のエアロホイールです。
G SES 6.7 PROは、35mmのリム内幅、フロント60mm、リア67mmのディープリムにより、44〜48mmタイヤ装着時で空気抵抗を最大15%削減。
G SES 4.5 PRO / 4.5は、30mmのリム内幅、フロント49mm、リア55mmのリムハイトにより、44〜48mmタイヤ装着時で空気抵抗を最大12%削減します。
太いタイヤを使う理由を、安定感や快適性だけで終わらせない。
G SESは、ワイドタイヤ時代のグラベルを、より速く、より安定して走るためのホイールです。

