ENVE SES 4.5 PRO|実測して見えた、1,295gホイールを支える軽量リム

SES 4.5 PROの魅力として最初に挙げられるのが、前後1,295gというホイール重量です。

しかし、その数字はリムだけで生まれたものではありません。

SES 4.5 PROでは、リム、ハブ、スポーク、ニップルまでホイール全体を見直すことで軽量化を進めています。

今回はその中でもリムに注目しました。

実際に重量を計測してみると、SES 4.5からどこが変わり、なぜ軽量化につながったのかが見えてきます。


この記事はこんなライダーにおすすめ

・SES 4.5 PROの軽さの理由を知りたい方
・ホイール重量だけでなくリム重量にも注目したい方
・SES 4.5との違いを知りたい方
・ENVEの設計思想に興味がある方

SES 4.5 PROは単なる軽量版SESではありません。

リム重量を見ていくと、ホイール全体で進められた軽量化の一端が見えてきます。


実測したリム重量は375gと399g

転がり防止用台座(138.8g)を除いた実測値は以下の通りです。

実測値カタログ値
フロントリム375.0g369g+6.0g
リアリム398.8g383g+15.8g
前後合計773.8g752g+21.8g

実測値はカタログ値に近い結果となりました。

注目したいのは前後773.8gという数字です。

ホイール重量1,295gのうち、大きな割合を占めるリムがこの重量に抑えられていることからも、SES 4.5 PROの軽量化がリムから始まっていることが分かります。


SES 4.5から約94g軽くなったリム

比較として、SES 4.5の実測リム重量は以下の通りです。

SES 4.5SES 4.5 PRO
フロント430.0g375.0g-55.0g
リア438.2g398.8g-39.4g
前後合計868.2g773.8g-94.4g

前後で約94gの軽量化です。

完成重量1,295gという数字だけを見ると分かりにくい部分ですが、リム単体で見るとその変化はより明確です。

軽量化はホイール全体で行われていますが、その中でもリムが大きく貢献していることが分かります。


わずか1mmの変更もリム1周では積み重なる

SES 4.5 PROではリムハイトが変更されています。
フロントは50mmから49mm。リアは56mmから55mm。

数字だけを見るとわずか1mmの差ですが、断面では小さな変更でも、全周にわたれば確実な軽量化につながります。

1つの変更だけで大幅な軽量化を実現したのではなく、小さな見直しを積み重ねていることが分かります。


新しいカーボン素材が薄肉化を支える

SES 4.5 PROではカーボン素材も見直されています。
素材の変更によって、必要な強度を維持しながらリムをより薄く設計できるようになりました。

リムの軽量化は寸法変更だけではありません。
カーボンそのものを見直すことで、リム構造の軽量化を進めています。

375gと399gという重量の背景には、こうした素材レベルでの変更があります。


リム幅の見直しも軽量化の一部

SES 4.5 PROではリム外幅もわずかに見直されています。
リムハイトと同様に、小さな寸法変更も積み重なれば重量削減につながります。

リムハイト、リム幅、カーボン素材。

それぞれ単独では大きな変更ではありません。

複数の見直しを組み合わせることで、SES 4.5 PROのリム重量に反映されています。


軽量化はホイール全体で進められている

今回注目したのはリムですが、SES 4.5 PROの軽量化はリムだけで実現したものではありません。
新しいINNERDRIVE PROハブ。軽量化されたスポークとニップル。そして今回紹介したリム。

それぞれの改善を積み重ねることで、前後1,295gという重量につながっています。

リム重量を計測すると、その中でもリムが大きな役割を担っていることが見えてきます。


まとめ

今回計測したSES 4.5 PROのリム重量は、フロント375.0g、リア398.8gでした。
SES 4.5と比較すると前後で94.4gの軽量化となります。

その背景にあるのは、リムハイトの見直しだけではありません。

新しいカーボン素材の採用による薄肉化、リム幅の最適化など、複数の変更が積み重ねられました。

ハブ、スポーク、ニップル、リム。
ホイール全体を見直した結果として、前後1,295gという数字につながっています。

今回のリム重量は、その作り込みを数字として確認できる結果でした。