エアロハンドルは、バーテープを巻いた後の形状も重要です。
ENVEのステム一体型ハンドル「SES AERO PRO ONE PIECE BAR V2」は、下ハンドルの形状を見直し、専用パッドと薄型バーテープを組み合わせて空力性能と握り心地を追求しました。

ハンドル本体に加え、パッドとバーテープにも空気抵抗を抑える役割を持たせています。
上ハンドルだけでなく、下ハンドルにもエアロ形状
V2の大きな変更点が、ドロップ部分に採用された「AERGONOMIC」形状です。
手で握る下ハンドルにも、空気抵抗を抑える翼断面を採用。上ハンドルを平たくするだけでなく、ドロップ部分の断面から空力性能を見直しています。


さらに、ドロップのカーブにはSES AR Barの設計を取り入れています。


空気の流れを考えた断面と、手を添える部分のカーブ。その両方を改良したのが、新しいAERGONOMICドロップです。
パッドを加えると、快適性と空力性能が高まる
付属する「AERGONOMIC BAR PADS」は、ドロップ部分の形状に合わせて成形された専用パッドです。

手に伝わる振動を和らげるとともに、装着後のドロップの断面形状を変え、さらに空気抵抗を抑えるように設計しています。
クッション性を追加しながら、空力性能も高める。パッドそのものに空力上の役割を持たせている点が、このハンドルの特徴です。
パッドは好みに応じて使用でき、薄型バーテープと組み合わせた際のクッション性も補います。
厚さ1.2mm。Race Bar Tapeでエアロ形状を生かす
組み合わせる「Race Bar Tape」は、厚さ1.2mmの薄型バーテープ。通常のENVE Handlebar Tapeが3mm厚なのに対し、空力性能を意識して薄く仕上げています。

素材には、ベルベットのような手触りのマイクロファイバーを採用。上ハンドルのエアロ部分を露出させる「3/4巻き」を想定した設計です。

薄いテープで覆うことで、巻いた後にハンドルが太くなるのを抑え、ドロップとパッドがつくる形状を生かします。
振動への対策は成形パッドで、表面の仕上げは薄いテープで。
テープの厚さだけに頼らず、それぞれに役割を持たせることで、握り心地と空力性能を両立させています。
ライダーが乗った風洞試験で、3Wの空力改善
ENVEの風洞試験では、新しいハンドルとRace Bar Tapeの組み合わせによって、3Wの空気抵抗削減を確認しています。
ハンドル単体を風に当てた結果ではなく、ライダーが乗った状態での試験値です。バーテープやパッド単体の削減量を示すものではありません。

バイクだけでなく、乗っている人の身体も空気の流れに影響します。そのため、ライダーが乗った状態で性能を検証しています。
ENVEが掲げる「REAL-WORLD FAST」の考え方は、フレームやホイールだけでなく、ハンドルやバーテープの開発にも反映されています。
専用テープ・パッドを付属。18サイズから選べる
ハンドル幅は3種類、ステム長は90〜140mmの6種類。組み合わせは18通りあり、必要な幅と長さに合わせて選べます。

ハンドル本体には、Race Bar Tape、AERGONOMIC BAR PADS、UL Computer Mountが付属。専用テープとパッドを別に買いそろえる必要はありません。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製品名 | SES AERO PRO V2 ONE-PIECE HANDLEBAR |
| 構造 | ステム一体型ハンドル |
| 重量 | 335〜355g(ハンドル幅・ステム長により異なる) |
| ハンドル幅 | 370/400mm、390/420mm、410/440mm |
| ステム長 | 90/100/110/120/130/140mm |
| リーチ | 76mm |
| ドロップ | 128mm |
| ステム角 | −7° |
| 対応システム | ENVE IN-Route |
| 付属品 | Race Bar Tape、AERGONOMIC BAR PADS、UL Computer Mount |


