新しいSES 4.5 PROの開発は、
難しい要求や細かな注文から始まったわけではありません。
「最高のホイールを作ってほしい」
ポガチャルが伝えたのは、それだけ。
その言葉を、ENVEはそのまま受け止めSES4.5 PROを開発しました。

速さはそのままに、もっと軽くしたかった
ジロ、ツール、世界選手権を勝利し、SES 4.5が速いことは、誰よりも本人が理解していました。
それでも、次に求めたのは軽さを兼ね備えた最高のバランスです。

「自分は軽さをこだわるタイプだから」
そう語る彼の感覚は、数字のための軽量化ではありません。

登りで、自然に脚が残ること。
長い一日を通して、余計な消耗をしないこと。
SES 4.5 PROの軽さは、
そうした実走の感覚を起点に作られています。
軽くなっても、スピードは失わない
近年高速化が進み、
- 平均スピードは 50km/h超
- 上りでも 20〜25km/hという高い巡航速度が求められて
軽くすると、エアロ性能が犠牲になる。
その常識は、ここでは当てはまりません。
ポガチャル自身が感じたのは、
以前と同じスピード感、そして今まで以上の反応性でした。

新しいハブによって、踏み込んだ瞬間の立ち上がりがより鋭くなっています。

軽くなったのに、スピードはそのまま。
数値以上に、体で分かる進化です。
上りでも、空力は必要だという現実
「今のレースペースは、上りでもかなり速い」
彼のこの言葉が、SES 4.5 PROの方向性を決定づけました。
登坂中でも20〜25km/hに達する現代では、空力は平地だけの要素ではありません。

一番軽いホイールを選ぶのではなく、軽さと空力のバランスを取ること。
SES 4.5 PROは、
その現実的な判断から生まれています。
平地でも、山でも、同じホイールで
平地用と山岳用を分けない。
それは、効率の話であると同時に、走りに集中するための選択でもあります。

SES 4.5 PROは、どこを走っても同じ感覚で踏めることを目指しました。
ホイール選びに、もう迷わない
SES 4.5 PROは、ポガチャルの言葉をそのまま形にしたホイールです。

可能な限り軽くしたい。
でも、速さは失いたくない。プロの速度では上りでも、空力は必要。
そのすべてを受け入れ、妥協せずにまとめ上げたENVEの結果が、ここにあります。
ホイール選びに、もう迷わない。
そう思わせる一本です。
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