ロードシーズンは10月19日で終了。UAE Team Emirates XRGは年間通算97勝を記録し、2009年にColumbia–HTCが打ち立てた85勝の最多記録を大きく更新しました。

この圧倒的な勝利の裏には、ENVEが供給するホイールの存在があります。昨シーズン終了後に実施された再評価でも、ENVEが再び選ばれ、複数年契約の継続が決定しました。
勝ち切るための選択 97勝が示す「実力主義」の機材判断
UAEはツール・ド・フランス、クリテリウム・デュ・ドーフィネ、UAEツアーなど主要ステージレースで総合優勝を果たし、モニュメントクラシックでも圧倒的な存在感を示しました。

シーズン通算97勝という数字は、チームの実力はもちろん、「勝てる機材」を選び抜く姿勢の結晶です。スポンサー契約に依存せず、実走と風洞試験で最速を証明した製品だけを採用する――その厳格な姿勢がチームの哲学です。
実走と風洞で選ばれたホイール ENVE継続の理由
咋シーズン終了後、UAEは主要ブランドのホイールを再び比較テスト。
ジロデイタリア、ツールドフランス、世界選手権を勝利したSES4.5と同等の性能をもちながらさらに軽量なホイールを探していました。
そしてチームはENVEとの複数年契約を継続。
SES4.5と同様のスペックを持ちながらさらに軽量なSES4.5 PROが生み出されました。

シーズンを支えた3モデル 【SES 4.5 / SES 4.5 PRO / SES 6.7】
今季、チームが主に使用したのはSES 4.5、SES 4.5 PRO、そしてSES 6.7の3モデルを基本的に使用しました。
コースや天候、レース展開に応じて使い分けられ、平坦でも山岳でも「踏み出しの軽さと伸びの良さ」を両立。ロードレースのみならずグラベルの世界選手権でも優勝し、SESシリーズの速さとオールラウンド性を見せてくれました。



97勝の多くがENVEのホイールによって支えられています。
V5RSでもENVEを採用 ハンドルまで統一された空力哲学
UAEが使用するCervélo V5RSには、ホイールだけでなくENVEのハンドルも搭載されています。
ENVEが独自開発したSES Aero PRO One-Piece Handlebarは、空力性能と剛性、そして快適性を高いレベルで両立。

ハンドルまで含めた空力最適化により、バイク全体での効率が向上しています。
レースの現場で得られたデータは、今後の製品開発にも直結します。
プロと同じ製品を、同じ場所で
UAEチームが使用するENVEのホイールとハンドルは、一般販売されている製品と全く同じ仕様。
いずれも米国ユタ州オグデンにある本社工場で、職人の手により一本ずつハンドメイドされています。


プロ仕様と市販モデルに区別がないことは、ENVEの哲学「Real-World Fast(現実世界で速い)」を象徴しています。
数値以上の「速さ」と「信頼」
UAE Team Emirates XRGの圧倒的な勝利の裏には、ENVEの機材がもたらす“現実世界での速さ”があります。

空力を捨てず、剛性と快適性を両立させることで、登坂でも伸び、高速域でも失速しない。ENVEは、プロが選び、一般ユーザーも同じ性能を手にできる“妥協なき速さ”を提供し続けています。
ENVEとUAE Team Emirates
この関係は単なるサプライヤーとチームではなく、「勝利を共有する開発パートナー」。
妥協を許さない両者の姿勢が、97勝という歴史的記録を生み出しました。




 
				 
				
 
				 
				 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							